特許
J-GLOBAL ID:200903023325304540

排煙処理装置とその運用方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松永 孝義
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-145954
公開番号(公開出願番号):特開平9-323024
出願日: 1996年06月07日
公開日(公表日): 1997年12月16日
要約:
【要約】【課題】 石炭と重油の混焼を行うボイラにおいて、燃料中の硫黄含有量が高く、石炭の混焼比率が低下した場合や、重油専焼に切り替わった場合でも、熱回収器以降の機器のSO3ミストの付着による腐食を防止すること。【解決手段】 重油専焼時または石炭と重油の混焼時で石炭の混焼率が低い場合に排ガス熱回収器6の出口排ガス温度をSO3露点温度以上に保持するように排ガス熱回収器6への熱媒循環量を制御する。重油によるばいじんはSO3と反応しないことから、重油によるばいじん量は予め分かっているので、重油および石炭の混焼時には、その混合比率よりばいじん濃度検出値から重油によるばいじん濃度を差し引くことにより、石炭灰濃度が算出できる。石炭灰濃度と反応するSO3量が分かるので、前記減少分を考慮したSO3濃度に基づくSO3露点温度を算出し、排ガス熱回収器6への排ガス再加熱用熱交換器10からの熱度熱媒循環配管25からの熱媒循環量を制御する。
請求項(抜粋):
重油や石炭を含む燃料を燃焼するボイラ等からの排ガス中に含まれる硫黄酸化物を除去する湿式脱硫装置と、前記湿式脱硫装置の上流側の排ガス流路に配置した熱回収用の熱交換器と、下流側の排ガス流路に配置した再加熱用の熱交換器とを有し、前記両熱交換器は熱媒により熱交換される熱交換器である排煙処理装置において、前記熱回収用の熱交換器の上流側の排ガス流路に、排ガス温度計とSO2濃度計とばいじん濃度計を設けると共に、前記排ガス温度計およびSO2濃度計の検出値に基づきSO3濃度を算出するSO3濃度演算器と、重油および石炭の混合割合によって前記SO3濃度演算器とばいじん濃度計の検出値のいずれかまたは両方を選択し、前記検出値に基づき前記熱回収用の熱交換器出口の排ガス温度の下限温度を設定する排ガス温度演算器と、該排ガス温度演算器によって設定された温度以上に排ガス温度がなるように前記熱交換器の熱媒循環量を制御する制御装置を設けたことを特徴とする排煙処理装置。
IPC (3件):
B01D 53/50 ,  B01D 53/77 ,  B01D 53/34 ZAB
FI (2件):
B01D 53/34 125 Q ,  B01D 53/34 ZAB

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