特許
J-GLOBAL ID:200903023332172021

固体内閉じ込め核融合反応装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷川 芳樹 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-285073
公開番号(公開出願番号):特開平8-146172
出願日: 1994年11月18日
公開日(公表日): 1996年06月07日
要約:
【要約】【目的】 これまでのプラズマ核融合の永年の課題を解決できる核融合反応装置を提供する。【構成】 高速中性子nによって反跳されて核反応を起こすのに充分な運動エネルギーを持ったDまたはTがD-DまたはD-T核融合反応を起こし、更にその際発生する高エネルギーの核反応生成核種がカスケード的に次の核融合反応を起こして核反応頻度を高めるとともに、この反応生起回数がパルス入射中性子の数の自乗に比例するように決められている。このため、核融合燃料DまたはTを加速または加熱に要する入力エネルギーEinに対する、核融合反応で発生する出力エネルギーEout の比であるエネルギー増倍率Qは1以上に設定されている。
請求項(抜粋):
重水素(D)または重水素と三重水素(T)との混合のイオンを充分に吸蔵し、大きさが高速中性子の平均自由行程の数倍以上の立方体もしくは球形またはそれに近い多面体形状をした水素吸蔵金属、合金または非金属性固体からなり、球対称に配位している複数の高速中性子入射用の孔を有する核融合反応体系と、当該中性子入射孔より、D-T反応などの核反応を利用して発生させた高速中性子を打ち込むパルス加速器とを備え、前記中性子の入射位置および前記核融合反応体系の大きさは、前記高速中性子によって反跳されて核反応を起こすのに充分な運動エネルギーを持ったDまたはTがD-DまたはD-T核融合反応を起こし、更にその際発生する高エネルギーの核反応生成核種がカスケード的に次の核融合反応を起こして核反応頻度を高めるとともに、この反応生起回数がパルス入射中性子の数の自乗に比例するように決められており、核融合燃料DまたはTを加速または加熱に要する入力エネルギーEinに対する、核融合反応で発生する出力エネルギーEout の比であるエネルギー増倍率Qが1以上に設定されていることを特徴とする水素吸蔵を固体内閉じ込めと見なす固体内閉じ込め核融合反応装置。

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