特許
J-GLOBAL ID:200903023334355794

アンチスキッド装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-011802
公開番号(公開出願番号):特開平7-081539
出願日: 1994年02月03日
公開日(公表日): 1995年03月28日
要約:
【要約】【目的】 減圧、緩増圧によるアンチスキッド制御が可能で、構造が簡単で安価なアンチスキッド装置を得る。【構成】 M/C2とW/C9間の油路に、チェック弁5弁と、該チェック弁5をバイパスする固定絞り7がある。減圧時に、W/C9からリザーバ14への油路中の電磁弁12を開き、圧油がリザーバシリンダ室14cに流れ込み、これを拡張する方向にそのピストン14aが動くときに、そうした減圧時に作動するリザーバピストン14aの動きによってチェック弁5を閉じさせる。斯く減圧した後、次に増圧のため電磁弁12を閉じたとき、リザーバピストン14aが初期の状態に戻るまで、チェック弁5は閉じたままで、パイパスの固定絞り7を通って緩やかに増圧させる。簡単な構成で減圧、緩増圧のアンチスキッド制御が実現される。
請求項(抜粋):
ホイールシリンダ内の圧油を内部にピストンを備えた低圧のリザーバ装置に抜いて減圧し、そのリザーバ装置からポンプによりマスターシリンダ側に戻し増圧の用に供するアンチスキッド装置であって、マスターシリンダとホイールシリンダとの間の油路に、該油路を開閉するチェック弁と、このチェック弁をバイパスする絞りとが設けられ、該ホイールシリンダからリザーバ装置への油路には電磁弁が設けられるとともに、前記リザーバとチェック弁との間にはリザーバ内のピストンの動きをチェック弁のチェックボールに伝達してチェック弁を開閉操作する操作子を設け、アンチスキッド作動時の減圧時に該電磁弁を開くことで前記ホイールシリンダ内の圧油が前記リザーバ装置に流れ込むことによりそのリザーバ装置のリザーバ室を拡張する方向に該リザーバ装置のピストンが動くときに、前記操作子により当該ピストンの動きをチェックボールに伝達して前記チェック弁を閉じ、かつ、その開いた状態の電磁弁を閉じたとき、前記リザーバ装置のピストンが初期の状態に戻るまで、前記チェック弁は閉じたままで、前記マスターシリンダの圧油を前記バイパスの絞りを通ってホイールシリンダに供給し、当該ホイールシリンダの油圧が緩やかに増圧がなされるように構成されていることを特徴とするアンチスキッド装置。

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