特許
J-GLOBAL ID:200903023339653483

修正クラフト法パルプの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中本 宏 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-334494
公開番号(公開出願番号):特開平5-148782
出願日: 1991年11月25日
公開日(公表日): 1993年06月15日
要約:
【要約】【目的】 本発明は修正クラフト法において、蒸解に有効なアルカリ濃度の安定化及び明度の均一な未晒パルプを製造する方法を提供するにある。【構成】 修正クラフト法蒸解において補充または抜き出しの蒸解液を下部蒸解ゾーンのみにおいて、対リグノセルロース当り有効アルカリとして+2.0%〜-2.0%の範囲で変更し、かつダイジェスター底部より排出される蒸解パルプ随伴希黒液中の残アルカリ濃度を0.3〜5.0g/リットルとなるように洗浄ゾーンで洗浄する。
請求項(抜粋):
ダイジェスターの前に浸透ベッセルが設置されており、かつダイジェスターの内部に頂部から底部にかけて、上部蒸解トリムゾーン、上部蒸解ゾーン、下部蒸解ゾーン、洗浄ゾーンが設けられており、上部蒸解トリムゾーン及び上部蒸解ゾーンでは並流蒸解が、下部蒸解ゾーンでは向流蒸解が実施され、洗浄ゾーンでは洗浄が実施される2反応器型連続ダイジェスターにリグノセルロース材料とクラフト法蒸解液を導入し、対リグノセルロース材料(絶乾)重量当たり有効アルカリが13〜17%(Na2 O)の範囲で添加されるクラフト法蒸解液のうちの50〜90%が浸透ベッセルに、0〜45%が上部蒸解トリムゾーンに、5〜45%が下部蒸解ゾーンに供給され、かつそれぞれの蒸解ゾーンの温度が140〜175°Cの範囲に温度付けされて蒸解されてカッパー価が12〜55のクラフト法パルプを製造する修正クラフト法蒸解において、補充または抜き出しの蒸解液を下部蒸解ゾーンのみにおいて、対リグノセルロース材料重量当たり有効アルカリとして+2.0%〜-2.0%の範囲で変更し、かつダイジェスター底部より排出される蒸解パルプ随伴希黒液中の残アルカリ濃度を0.3〜5.0g/リットル(Na2 O、有効アルカリ)となるように洗浄ゾーンで洗浄することを特徴とする修正クラフト法パルプの製造方法。

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