特許
J-GLOBAL ID:200903023350086906
全血中のグルコース濃度もしくはコレステロール濃度の定量方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
柳川 泰男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-068589
公開番号(公開出願番号):特開2000-262298
出願日: 1999年03月15日
公開日(公表日): 2000年09月26日
要約:
【要約】【課題】 本発明の目的は、一体型多層化学分析素子を用いる全血中のグルコース濃度もしくはコレステロール濃度の定量において、ヘマトクリット値に起因する測定誤差を確実かつ容易に補正することによって、グルコース濃度もしくはコレステロール濃度を高精度に定量する方法を提供すること。【解決手段】 ペルオキシダーゼ、色素形成化合物及びグルコースオキシダーゼ又はコレステロールオキシダーゼからなるグルコース又はコレステロール検出用発色組成物を含有してなる一体型多層化学分析素子を用いて全血試料中のグルコース濃度又はコレステロール濃度を定量する方法であって、任意に定めた特定のヘマトクリット値における全血試料中のグルコース濃度又はコレステロール濃度と、全血試料のヘマトクリット値とを、特定のヘマトクリット値からのヘマトクリット値のずれに対応するグルコース濃度もしくはコレステロール濃度のずれの関係を示す検量線と照合して、全血試料中の当該濃度を定量する方法。
請求項(抜粋):
ペルオキシダーゼ、色素形成化合物、およびグルコースオキシダーゼもしくはコレステロールオキシダーゼからなるグルコースもしくはコレステロール検出用発色組成物を含有してなる一体型多層化学分析素子を用いて全血試料中のグルコース濃度もしくはコレステロール濃度を定量する方法であって、下記の工程からなることを特徴とする定量方法;(1)一体型多層化学分析素子に定量対象の全血試料を点着し、その点着より分析素子内に浸透した赤血球の色素の赤色濃度を500乃至590nmの範囲内で予め定めた波長にて測定する工程;(2)上記(1)の工程で測定した赤色濃度を、上記と同一の一体型多層化学分析素子を用いて作成した、上記波長で測定した場合のヘマトクリット値と赤色濃度との関係を示す検量線と照合して、定量対象の全血試料のヘマトクリット値を求める工程;(3)上記の一体型多層化学分析素子に点着した全血試料により発生した発色濃度を500nmより短波長側領域もしくは590nmより長波長側領域で予め定めた波長にて測定する工程;(4)上記(3)の工程で測定した発色濃度を、上記と同一の一体型多層化学分析素子を用いて作成した、任意に定めた特定のヘマトクリット値におけるグルコース濃度もしくはコレステロール濃度と、上記(3)の工程で用いた波長での発色濃度との関係を示す検量線と照合して、定量対象の全血試料のヘマトクリット値が上記特定のヘマトクリット値であると仮定した場合のグルコース濃度もしくはコレステロール濃度を得る工程;そして、(5)上記(4)の工程で求めた定量対象の全血試料のヘマトクリット値が該特定のヘマトクリット値であると仮定した場合のグルコース濃度もしくはコレステロール濃度と、上記(2)で得られた定量対象の全血試料のヘマトクリット値とを、予め作成した上記(4)の工程の特定のヘマトクリット値からのヘマトクリット値のずれに対応するグルコース濃度もしくはコレステロール濃度のずれの関係を示す検量線と照合して、定量対象の全血試料のグルコース濃度もしくはコレステロール濃度を得る工程。
IPC (6件):
C12Q 1/28
, C12Q 1/26
, C12Q 1/54
, C12Q 1/60
, G01N 33/66
, G01N 33/92
FI (6件):
C12Q 1/28
, C12Q 1/26
, C12Q 1/54
, C12Q 1/60
, G01N 33/66 A
, G01N 33/92 B
Fターム (24件):
2G045AA13
, 2G045CA25
, 2G045CA26
, 2G045DA31
, 2G045DA69
, 2G045FA29
, 2G045FB01
, 2G045FB11
, 2G045FB16
, 2G045GA05
, 2G045GC12
, 2G045JA01
, 4B063QA01
, 4B063QQ03
, 4B063QQ22
, 4B063QQ23
, 4B063QQ68
, 4B063QQ76
, 4B063QR02
, 4B063QR03
, 4B063QR44
, 4B063QR72
, 4B063QS03
, 4B063QX01
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