特許
J-GLOBAL ID:200903023360094052

2環式化合物、それらの調製及び医薬組成物としてのそれらの使用

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 稔 (外9名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-544652
公開番号(公開出願番号):特表2002-512234
出願日: 1999年04月13日
公開日(公表日): 2002年04月23日
要約:
【要約】本発明は一般式(I) Ra-Het-A-Ar-Rb(式中、Ra、Rb、A、Ar及びHetは請求の範囲第1項に示された意味を有する)の新規な6員2環式化合物、それらの互変異性体、立体異性体、混合物及び塩並びに特に有益な性質を有する、無機又は有機の酸又は塩基とのそれらの生理学上適合性の塩に関する。Rbがシアノ基を表す上記一般式(I)の化合物は上記一般式(I)のその他の化合物を生成するための有益な中間体生成物に相当し、またRbが下記のアミジノ基の一つを表す上記一般式(I)の化合物並びにそれらの互変異性体及び立体異性体は有益な薬理学的性質、特に抗血栓効果を有する。
請求項(抜粋):
一般式 Ra Het A Ar Rb (I)の2環式化合物、これらの互変異性体、立体異性体及び塩。(式中、 Aは酸素原子もしくは硫黄原子、ジフルオロメチレン基、カルボニル基、スルフィニル基又はスルホニル基、必要によりC1-3-アルキル基により置換されていてもよいイミノ基、必要によりカルボキシ-C1-3-アルキル基により一置換又は二置換されていてもよいメチレン基を表し、 Arは必要によりフッ素原子、塩素原子もしくは臭素原子、トリフルオロメチル基、C1-3-アルキル基又はC1-3-アルコキシ基により置換されていてもよいフェニレン基又はナフチレン基、 必要により炭素構造中でC1-3-アルキル基により置換されていてもよいチエニレン基、チアゾリレン基、ピリジニレン基、ピリミジニレン基、ピラジニレン基又はピリダジニレン基を表し、 Hetは1-(C1-3-アルキル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロ-チエノ〔2,3-b〕-ピラジニル基、 キノリニレン環、イソキノリニレン環、キナゾリニレン環、フタラジニレン環、シノリニレン環又はキノキサゾリニレン環(これらは芳香族複素環部分中でC1-3-アルキル基、アミノ基、C1-3-アルキルアミノ基又はジ-(C1-3-アルキル)アミノ基により置換されていてもよい)、 キノリニレン環、イソキノリニレン環、キナゾリニレン環又はキノキサゾリニレン環(これらは複素環部分中で2水素化又は4水素化されており、上記2水素化環の一つ(これは更にC1-3-アルキル基により置換されていてもよい)中で、窒素原子に隣接するメチレン基がカルボニル基又はチオカルボニル基により置換されており、又は上記4水素化環の一つ(これは更に1個又は2個のC1-3-アルキル基により置換されていてもよい)中で、窒素原子に隣接する二つのメチレン基が夫々カルボニル基により置換されており、かつ上記2環式環(更にメチン基が窒素原子により置換されていてもよい)のフェニル部分が基Raに結合されている)を表し、 Raは水素原子、フッ素原子、塩素原子又は臭素原子、 C1-3-アルキル基、C1-3-アルコキシ基、C2-3-アルケニル基又はC2-3-アルキニル基(これらはヒドロキシメチル基又はカルボキシ基により置換されていてもよい)、 C1-3-アルキル基(これはC1-3-アルカノイルアミノ基又はカルボキシ-C1-3-アルキルカルボニルアミノ基により置換されている)、 R1-CO-CH2基(これはメチレン部分中で1個又は2個のC1-3-アルキル基により置換されていてもよい)、又は C3-6-シクロアルキレン基(これは1位でR1-CO基により置換されている)、(R1はヒドロキシ基、C1-3-アルコキシ基、アミノ基、C1-3-アルキルアミノ基、ピロリジノ基、ピペリジノ基、モルホリノ基、ピペラジノ基又はN-(C1-3-アルキル)-ピペラジノ基(上記アミノ基、C1-3-アルキルアミノ基、ピロリジノ基及びピペリジノ基は更にC1-3-アルキル基、カルボキシ-C1-3-アルキル基、カルボキシ-C1-3-アルキルアミノカルボニル基又はジ-(C1-3-アルキル)-アミノ-n-C2-4-アルキル基により置換されていてもよく、またフェニル基が2個の隣接炭素原子を介して上記ピロリジノ部分及びピペリジノ部分に更に縮合されていてもよい)、 必要によりC1-3-アルキル基により置換されていてもよいフェニル基、ナフチル基又は単環式の5員もしくは6員ヘテロアリール基(6員ヘテロアリール基は1個、2個又は3個の窒素原子を含み、また5員ヘテロアリール基は必要によりC1-3-アルキル基により置換されていてもよいイミノ基、酸素原子もしくは硫黄原子又は必要によりC1-3-アルキル基により置換されていてもよいイミノ基と酸素原子もしくは硫黄原子又は1個もしくは2個の窒素原子を含み、また前記アルキル置換基はカルボキシ基、カルボキシ-C1-3-アルコキシ基、カルボキシ-C1-3-アルキルアミノ基又はN-(C1-3-アルキル)-カルボキシ-C1-3-アルキルアミノ基により置換されていてもよい)である)、 C1-4-アルキル基(これは1個又は2個のカルボキシ基により置換されている)、 C1-4-アルキル基(これは C1-3-アルキル-Y1-C1-3-アルキル基、HOOC-C1-3-アルキル-Y1-C1-3-アルキル基、テトラゾリル-C1-3-アルキル-Y2-基、R2NR3-基又はR2NR3-C1-3-アルキル基により、また カルボキシ基、アミノカルボニル基、C1-3-アルキルアミノカルボニル基、ジ-(C1-3-アルキル)-アミノカルボニル基又はC5-7-シクロアルキレンイミノカルボニル基(前記基中のC5-7-シクロアルキレンイミノ部分は1個又は2個のC1-3-アルキル基により置換されていてもよく、更に同時に前記C1-3-アルキルアミノカルボニル基、ジ-(C1-3-アルキル)-アミノカルボニル基又はC5-7-シクロアルキレンイミノカルボニル基の一つのアルキル部分又はアルキル置換基はカルボキシ基により置換されていてもよく、またC1-4-アルキル基の残りの水素原子はフッ素原子により完全置換又は部分置換されていてもよい)により置換されている)、(式中、 R2は水素原子又は必要によりカルボキシ基により置換されていてもよいC1-3-アルキル基を表し、かつ R3はC1-3-アルキル-Y1-C1-3-アルキル-Y2基、カルボキシ-C1-3-アルキル-Y1-C1-3-アルキル-Y2基、C1-3-アルキル-Y2基又はカルボキシ-C1-3-アルキル-Y2基を表し、又は R2及びR3は結合された窒素原子と一緒になって必要によりカルボキシ基、C1-3-アルキル基又はカルボキシ-C1-3-アルキル基により置換されていてもよいC3-7-シクロアルキレンイミノ基を表し、 Y1は炭素-炭素結合、酸素原子、スルフェニル基、スルフィニル基、スルホニル基、-NH-基、-NH-CO-基又は-NH-CO-NH-基を表し、かつ Y2は炭素-窒素結合又はカルボニル基、スルホニル基もしくは-NH-CO-基を表し、その-NH-CO-基のカルボニル基はR2NR3基の窒素原子に結合されており、また基Y1及びY2の定義に記載されたイミノ基は更にC1-3-アルキル基又はカルボキシ-C1-3-アルキル基により置換されていてもよい)、 ニトロ基又は必要によりC1-3-アルカノイル基もしくはカルボキシ-C1-4-アルキル基により置換されていてもよいアミノ基、 ヒドロキシイミノ-C1-3-アルキレン基(これは酸素原子の位置でカルボキシ-C1-3-アルキル基により置換されていてもよい)、 C3-7-シクロアルキル基又はC5-6-シクロアルケニル基、 フェニル基(これはC1-3-アルキル基、C2-3-アルケニル基、カルボキシ基、ニトロ基又はアミノ基により置換されていてもよく、そのアミノ基は更にC1-3-アルカノイル基、カルボキシ-C1-3-アルキル基、カルボキシ-C1-3-アルキルカルボニル基又はカルボキシ-C1-3-アルキルアミノカルボニル基により置換されていてもよい)、 フェニル基(これはC1-3-アルキル基により、またカルボキシ基又はカルボキシ-C1-3-アルキルアミノカルボニル基により置換されている)、 カルボニル基(これはC1-6-アルキル基、C5-7-シクロアルキル基、C1-6-アルキルアミノ基、フェニルアミノ基又はピリジルアミノ基により置換されており、上記の基中、シクロアルキル部分は更にC1-3-アルキル基により置換されていてもよく、また上記アミノ基の水素原子はカルボキシ-C1-3-アルキル基又はテトラゾリル-C1-3-アルキル基により置換されている)、 カルボキシ-C1-3-アルキルスルホンアミド基、フェニルスルホニルアミド基、ナフチルスルホニルアミド基、キノリンスルホンアミド基又はイソキノリンスルホンアミド基(アミド部分の水素原子はカルボキシ-C1-3-アルキル基、アミノ-C1-3-アルキル基、C1-3-アルキルアミノ-C1-3-アルキル基又はジ-(C1-3-アルキル)-アミノ-C1-3-アルキル基により置換されていてもよい)、 C1-6-アルキルアミノ基又はC3-7-シクロアルキルアミノ基(アミノ基の水素原子はカルボキシ-C1-3-アルキルカルボニル基、カルボキシ-C1-3-アルキルスルホニル基、テトラゾリル-C1-3-アルキルカルボニル基又はカルボキシ-C1-3-アルキルアミノカルボニル基により置換されている)、 ピペリジノ基(2位のメチレン基はカルボニル基又はスルホニル基により置換されている)、 必要によりC1-5-アルキル基により置換されていてもよいテトラゾリル基、 1位でカルボキシ-C1-3-アルキル基により置換されたイミダゾリル基(これは更にC1-5-アルキル基により置換されていてもよい)、 フェニルスルホニル基又はC1-5-アルキルスルホニル基(そのアルキル部分はアミノ基、C1-3-アルキルアミノ基又はジ-(C1-3-アルキル)-アミノ基により置換されていてもよい)、 イミダゾリジン-2-オン-1-イル基(これは3位でカルボキシ-C1-3-アルキル基により置換されていてもよい)、 C3-7-シクロアルキル基(これは1位でC4-7-シクロアルキルアミノ基又はC1-4-アルキルアミノ基により置換されており、そのアミノ部分の水素原子はカルボキシ-C1-3-アルキルカルボニル基により置換されていてもよい)を表し、かつ Rbはシアノ基又はアミジノ基を表し、 これらの基の定義に上記されたカルボキシ基は生体内でカルボキシ基に変換し得る基又は生理条件下で負に荷電された基に変換し得る基により置換されていてもよく、またこれらの基の定義に上記されたアミノ基又はイミノ基は生体内で開裂し得る基により置換されていてもよい)
IPC (20件):
C07D215/22 ,  A61K 31/47 ,  A61K 31/4709 ,  A61K 31/472 ,  A61K 31/4985 ,  A61K 31/517 ,  A61P 7/02 ,  C07D215/38 ,  C07D217/24 ,  C07D239/74 ,  C07D239/80 ,  C07D239/91 ,  C07D239/96 ,  C07D241/42 ,  C07D401/04 ,  C07D401/12 ,  C07D403/04 ,  C07D403/08 ,  C07D403/12 ,  C07D471/04 120
FI (20件):
C07D215/22 ,  A61K 31/47 ,  A61K 31/4709 ,  A61K 31/472 ,  A61K 31/4985 ,  A61K 31/517 ,  A61P 7/02 ,  C07D215/38 ,  C07D217/24 ,  C07D239/74 ,  C07D239/80 ,  C07D239/91 ,  C07D239/96 ,  C07D241/42 ,  C07D401/04 ,  C07D401/12 ,  C07D403/04 ,  C07D403/08 ,  C07D403/12 ,  C07D471/04 120
Fターム (43件):
4C031EA02 ,  4C034AM14 ,  4C063AA01 ,  4C063BB01 ,  4C063BB05 ,  4C063BB07 ,  4C063BB09 ,  4C063CC14 ,  4C063CC34 ,  4C063CC47 ,  4C063DD03 ,  4C063DD06 ,  4C063DD10 ,  4C063DD12 ,  4C063DD14 ,  4C063DD25 ,  4C063DD34 ,  4C063EE01 ,  4C065AA04 ,  4C065BB12 ,  4C065CC01 ,  4C065DD03 ,  4C065EE02 ,  4C065HH05 ,  4C065JJ04 ,  4C065KK05 ,  4C065LL01 ,  4C065PP01 ,  4C086AA01 ,  4C086AA03 ,  4C086AA04 ,  4C086BC28 ,  4C086BC30 ,  4C086BC46 ,  4C086BC52 ,  4C086BC62 ,  4C086CB09 ,  4C086GA07 ,  4C086GA08 ,  4C086MA01 ,  4C086MA04 ,  4C086NA14 ,  4C086ZC20

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