特許
J-GLOBAL ID:200903023388547915

パワートランジスタの保護装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-262580
公開番号(公開出願番号):特開平7-122982
出願日: 1993年10月20日
公開日(公表日): 1995年05月12日
要約:
【要約】【目的】 パワートランジスタに流れる過電流を、ノイズの影響を受けることなく正確に判定し、過電流判定後は、パワートランジスタを確実に保護する。【構成】 コンデンサC0の充放電により発振信号を生成する充放電回路(CO1,TR2,IN1)を備え、その発振信号に基づきコンデンサC0の充電時にパワーMOSFET16をオンさせる装置において、コンパレータCO2がFET16の過電流を判定すると、トランジスタTR3をオフして、コンデンサC0充電時の上限電圧を通常より大きい値に変更する。またコンパレータCO3によりコンデンサC0の両端電圧が通常の上限電圧より大きい判定電圧以上かどうかを判定し、判定電圧以上であればFET16をオフすると共にコンデンサC0の充電を継続させる。この結果、過電流の誤判定によってFET16をオフすることはなく、しかもFET16のオフ後はその状態を確実に保持できる。
請求項(抜粋):
充放電用のコンデンサと、該コンデンサの両端電圧が予め設定された下限電圧と上限電圧との間で変化するように、上記コンデンサを所定の時定数にて充放電する充放電回路と、該充放電回路が上記コンデンサを充電しているとき、又は、上記コンデンサの両端電圧が上記下限電圧と上限電圧との間の所定電圧以上であるとき、直流電源から負荷に電源供給を行なうための電流経路に直列に設けられたパワートランジスタをオンして、負荷を駆動する駆動回路と、を備えたパワートランジスタの駆動装置に設けられ、該パワートランジスタが破壊するのを防止するパワートランジスタの保護装置であって、上記電流経路に接続されたパワートランジスタの端子間電圧が過電流判定電圧を越えたか否かを判定する過電流判定手段と、該過電流判定手段にて上記端子間電圧が上記過電流判定電圧を越えたと判定されているとき、上記充放電回路が上記コンデンサの充電を停止して放電を開始する上記上限電圧を、通常より大きい駆動停止判定電圧以上の値に変更する上限電圧変更手段と、上記コンデンサの両端電圧が上記駆動停止判定電圧以上であるか否かを判定し、該両端電圧が上記駆動停止判定電圧以上であるとき、上記パワートランジスタを強制的にオフさせ、更に上記充放電回路を上記コンデンサの充電状態に保持する駆動停止手段と、を備えたことを特徴とするパワートランジスタの保護装置。
IPC (4件):
H03K 17/08 ,  G05F 1/56 320 ,  G05F 1/56 330 ,  H02M 1/00
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平3-060214

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