特許
J-GLOBAL ID:200903023393857388
静止衛星追尾用移動体アンテナ装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小山 欽造 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-212106
公開番号(公開出願番号):特開平7-050512
出願日: 1993年08月05日
公開日(公表日): 1995年02月21日
要約:
【要約】【目的】アンテナの指向方向と静止衛星の方角とを迅速に一致させ、一致後はこれらを高精度で一致させたままの状態に保持する。【構成】電源をONした後、サーチモードで一応の受信状態を得られる方位角を決定する。次いで、第一追尾モードで、アンテナの指向方向を変える周回動作を行ない、周回範囲を次第に狭めつつ、上記指向方向と静止衛星の方角とを一致させる。周回範囲が狭まった後は、第二追尾モードに移り、周回範囲を狭めたまま、上記指向方向と静止衛星の方角とを一致させる動作を継続する。
請求項(抜粋):
支持台と、ターンテーブルと、このターンテーブルを上記支持台の上面に、軸受を介して回転自在に支持する垂直軸と、上記ターンテーブルの上側に、水平軸を中心とする揺動自在に枢支されたアンテナと、上記ターンテーブルを上記垂直軸を中心に回転駆動させて上記アンテナの方位角を変更する方位角変更用モータと、上記アンテナを上記水平軸を中心に揺動させて上記アンテナの仰角を変更する仰角変更用モータと、この仰角変更用モータ及び上記方位角変更用モータへの通電を制御する制御器とを備えた静止衛星追尾用移動体アンテナ装置であって、上記制御器が下記の(a)〜(e)の要件を満たす動作をするものである、静止衛星追尾用移動体アンテナ装置。(a)サーチモードと追尾モードとを切り換え自在である。(b)上記(a)のサーチモードでは、静止衛星からの電波を上記アンテナが捕らえる強さである受信レベルが所定値以上に達する場合に於ける方位角と仰角とを、上記アンテナの指向方向の目標値として設定すると共に、この目標値を基準に指向方向を変化させる角度範囲である周回範囲を初期化して、この周回範囲を最大値とする。(c)上記(a)の追尾モードは、周回範囲を次第に狭くする第一追尾モードと、この第一追尾モードで周回範囲が十分に狭まった場合に移行する第二追尾モードとから成る。(d)上記(c)の第一追尾モードでは、上記方位角変更用モータ及び仰角変更用モータへの通電に基づき、上記(b)で設定された目標値を基準にアンテナの指向方向を変更する周回動作を行ない、この周回動作に基づいて、より高い受信レベルを得られると考えられる方位角及び仰角を求め、求めた方位角及び仰角を新たな目標値として設定する、目標値の更新を行なうと共に、周回範囲を狭めた後、更新された目標値と狭められた周回範囲とに基づく周回動作を行なう動作を繰り返し、周回範囲が十分に狭まった場合に、上記(c)の第二追尾モードに移る。(e)上記(c)の第二追尾モードでは、上記方位角変更用モータ及び仰角変更用モータへの通電に基づき、上記(d)で更新された最新の目標値を基準にアンテナの指向方向を変更する周回動作を行ない、この周回動作に基づいて、より高い受信レベルを得られると考えられる方位角及び仰角を求め、求めた方位角及び仰角を新たな目標値として設定する、目標値の更新を行ない、この更新された目標値に基づく周回動作を、周回範囲を狭いまま行なう。
IPC (2件):
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