特許
J-GLOBAL ID:200903023416174291
ロックアップクラッチ付きトルクコンバータの制御装置
発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-333528
公開番号(公開出願番号):特開平8-170725
出願日: 1994年12月15日
公開日(公表日): 1996年07月02日
要約:
【要約】【目的】種々の運転条件に対応して適切にロックアップクラッチの制御を行えるようにすることを課題とする。【構成】本発明のトルクコンバータは、ロックアップピストン3の係合圧を制御可能な液圧制御用電磁弁25と、この電磁弁25の駆動電流電圧をデューティ制御して電磁弁25に出力する電磁弁制御部44と、リリーフ圧を検出する圧力検出部42と、リリーフ圧の変化率を算出する圧力変化率算出部50と、トルクコンバータの入出力速度比を検出する速度比検出部43、とを備える。ロックアップ指令が出ると、リリース圧の変化率が所定値に達するまではデューティ比100%で電磁弁25を駆動し、変化率が所定値以下になると入出力回転数に応じた所定のデューティ比に戻り、その後はタービンランナ11のトルクに応じた速度でデューティ比を増大させて電磁弁25を駆動する。
請求項(抜粋):
(イ)エンジンにより回転駆動される入力要素と、(ロ)前記入力要素の回転に伴って流動する流体によって従動回転され、自動変速機の入力軸に接続される出力要素と、(ハ)前記入出力要素間の流体中にあって、両面に受ける流体液圧の差圧により入力要素と出力要素とを締結あるいは解除するロックアップピストンと、(ニ)前記ロックアップピストンを間に挟んで両側に配されたコンバータ室とロックアップ室のいずれか一方の液圧もしくはこれら両室の差圧を制御可能な液圧制御用電磁弁と、(ホ)車両の走行状態に応じて前記ロックアップピストンを締結すべきとする制御信号を液圧制御用電磁弁に出力する電磁弁制御部と、を有するロックアップクラッチ付きトルクコンバータの制御装置において、(ヘ)前記コンバータ室とロックアップ室のいずれか一方の液圧もしくはこれら両室の差圧を検出する圧力検出部と、(ト)前記圧力検出部で検出された圧力からこの圧力の変化率を算出する圧力変化率算出部と、(チ)前記入出力要素の速度比を検出する速度比検出部と、を備え、前記電磁弁制御部は、ロックアップピストンを締結させる際に、前記圧力変化率算出部で算出された圧力変化率が所定値に達するまでは前記コンバータ室とロックアップ室の差圧を最大とする制御信号を出力し、前記圧力変化率が所定値以下になった時に入出力要素の回転数に応じた所定の制御信号に戻し、その後は前記速度比検出部で検出した入出力速度比に基づき算出した出力要素のトルクに応じた速度で増大する制御信号を液圧制御用電磁弁に出力することを特徴とするロックアップクラッチ付きトルクコンバータの制御装置。
IPC (3件):
F16H 61/14
, F16H 59:46
, F16H 59:68
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