特許
J-GLOBAL ID:200903023438797560
疲労強度に優れた厚鋼板とその製造方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
田中 久喬 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-185362
公開番号(公開出願番号):特開2003-003229
出願日: 2001年06月19日
公開日(公表日): 2003年01月08日
要約:
【要約】【課題】 本発明は、溶接構造部材に用いられる引張強さが400MPa級以上の厚鋼板において、合金元素の多量添加や、生産性の劣る、あるいは複雑な製造方法によらずに、母材の疲労き裂進展速度を抑制して継手疲労強度を向上させる手段を提供するものである。【解決手段】 C、Si、Mn、Al、Nを適正量含有し、さらに必要に応じて、Ni、Cu、Cr、Mo、W、Ti、V、Nb、Zr、Ta、B、Mg、Ca、REM、を含有し、かつ、フェライトと硬質第二相とからなる組織を有する厚鋼板で、鋼板長手方向に平行な板厚断面組織が、フェライト粒径が20μm以下、ベイナイトあるいはマルテンサイトあるいは両者の混合組織からなる硬質第二相の割合が、10〜70%、平均ビッカース硬さが230以上、平均アスペクト比が10以上、の条件を全て満たすことによって、母材の疲労き裂進展を著しく遅延させて、継手の疲労強度を向上させる。
請求項(抜粋):
質量%で、C :0.04〜0.3%、Si:0.01〜2%、Mn:0.1〜3%、Al:0.001〜0.1%、N :0.001〜0.01%を含有し、P:0.02%以下、S :0.01%以下を含有し、残部が鉄及び不可避不純物からなり、フェライトと硬質第二相とからなる組織を有し、鋼板長手方向に平行な板厚断面組織における前記フェライトと硬質第二相とが?@〜?Cの条件を全て満たしている厚鋼板において、前記硬質第二相の組織がベイナイト、マルテンサイトのいずれか又は両者の混合組織からなることを特徴とする、疲労強度に優れた厚鋼板。?@平均フェライト粒径:20μm以下?A硬質第二相の割合:10〜70%?B硬質第二相の平均ビッカース硬さ:230以上?C硬質第二相の平均アスペクト比(平均鋼板長手方向長さ/平均板厚方向長さ):10以上
IPC (4件):
C22C 38/00 301
, C21D 8/02
, C22C 38/06
, C22C 38/58
FI (4件):
C22C 38/00 301 A
, C21D 8/02 A
, C22C 38/06
, C22C 38/58
Fターム (38件):
4K032AA01
, 4K032AA02
, 4K032AA04
, 4K032AA05
, 4K032AA08
, 4K032AA14
, 4K032AA15
, 4K032AA16
, 4K032AA17
, 4K032AA19
, 4K032AA20
, 4K032AA21
, 4K032AA22
, 4K032AA23
, 4K032AA24
, 4K032AA27
, 4K032AA29
, 4K032AA31
, 4K032AA32
, 4K032AA33
, 4K032AA35
, 4K032AA36
, 4K032AA37
, 4K032AA39
, 4K032AA40
, 4K032BA01
, 4K032CA01
, 4K032CA02
, 4K032CA03
, 4K032CB01
, 4K032CB02
, 4K032CC03
, 4K032CC04
, 4K032CD01
, 4K032CD02
, 4K032CD05
, 4K032CF02
, 4K032CF03
引用特許:
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