特許
J-GLOBAL ID:200903023445002173

OFDM用等化装置およびOFDM用等化方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉田 茂明 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-289234
公開番号(公開出願番号):特開2003-101503
出願日: 2001年09月21日
公開日(公表日): 2003年04月04日
要約:
【要約】【課題】 伝送路応答の推定精度が高く且つ演算量が少ない等化装置の提供。【解決手段】 OFDM用等化装置1において、分離器2は受信OFDM信号Y(m,k)を受信パイロット信号Y(m,kp)とデータ信号Y(m,kd)とに分離する。パイロットパターン発生器3は既知の複素振幅X(m,kp)を生成し、除算器4は受信パイロット信号Y(m,kp)をX(m,kp)で除算して伝送路応答Y(m,kp)/X(m,kp)を出力する。そのY(m,kp)/X(m,kp)はIFFT演算器5でIFFTを施されインパルス応答h0に変換される。その応答h0はノイズ除去フィルタ6でノイズ除去され、アップ・サンプリング部7でアップ・サンプリング処理を受けてインパルス応答h2に変換される。FFT演算器8はその応答h2にFFTを施して推定伝送路応答Hc(m,kd)を出力し、除算器9は、データ信号Y(m,kd)を推定伝送路応答Hc(m,kd)で除算した等化データY(m,kd)/Hc(m,kd)を出力する。
請求項(抜粋):
互いに直交関係を満たす複数のサブキャリアを多重伝送するOFDM(直交周波数分割多重化)方式により伝送された受信信号を等化するOFDM用等化装置であって、フーリエ変換により前記受信信号を時間領域から周波数領域に変換した受信OFDM信号から、既知のパターンで埋め込まれている受信パイロット信号とデータ信号とを抽出する抽出手段と、前記受信パイロット信号の既知の複素振幅を生成するパイロットパターン発生手段と、前記受信パイロット信号を前記複素振幅で除算して当該受信パイロット信号を伝送するサブキャリアの伝送路応答を算出する除算手段と、前記除算手段から出力された前記伝送路応答に対して逆フーリエ変換を施すことで時間領域のインパルス応答を算出する逆フーリエ変換手段と、前記インパルス応答に対してゼロ値のデータ列を付加するアップ・サンプリング処理を行うアップ・サンプリング手段と、前記アップ・サンプリング手段から出力されたインパルス応答に対してフーリエ変換を施すことで周波数方向に補間した伝送路応答の推定値を算出するフーリエ変換手段と、前記データ信号を前記伝送路応答の推定値で除算する第2の除算手段と、を備えることを特徴とするOFDM用等化装置。
Fターム (2件):
5K022DD01 ,  5K022DD33

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