特許
J-GLOBAL ID:200903023460607090

渦巻電極を備えた電池の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小鍜治 明 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-099219
公開番号(公開出願番号):特開平5-299099
出願日: 1992年04月20日
公開日(公表日): 1993年11月12日
要約:
【要約】【目的】 電池ケース内底面と渦巻電極体からのリード体とのスポット溶接工程において、渦巻電極体と電池ケース間の嵌合度による電池ケース内底面とリード体との密着不良に起因する溶接強度の不良、およびセパレータの破損、ならびに電極板の変形による電池の内部短絡などを防止する渦巻電極を備えた電池の製造法を提供することを目的とする。【構成】 負極板のリード体2aを電池ケース5の内底面にスポット溶接するスポット溶接電極Aは中央部に一方の電極棒10を貫通する貫通孔11を設けた渦巻電極上面4aとの当接面が絶縁体である加圧体Bと電極棒10で構成され、スポット溶接時に渦巻電極上面4aがスポット溶接電極Aの加圧体Bによって加圧されることにより、渦巻電極4が電池ケース5の底まで完全に挿入され、負極板のリード体2aが電池ケース5の内底面に完全に密着した状態でスポット溶接することができるため、前記の不具合品の発生を完全に防止することができる。
請求項(抜粋):
正極板と負極板をセパレータを介して重ね合わせ、巻芯を中心にして渦巻状に巻回して渦巻電極とする工程、ついで前記渦巻電極を電池ケース内に挿入し、巻芯を前記電池ケース内から引き抜く工程、ついで渦巻電極の巻芯部の孔に挿入されたスポット溶接電極の一方の電極棒と、電池ケース外底面に当接された他方の電極棒とにより、一方の電極板のリード体を電池ケースの内底面にスポット溶接する工程とを有する電池の製造法であって、前記スポット溶接電極は渦巻電極上面との当接面が絶縁体である加圧体と一方の電極棒から構成され、前記加圧体は、中心に前記一方の電極棒が貫通する貫通孔と、上部に電池ケース外径より大きい大径部と、下部に電池ケース内径より小さい小径部と、前記大径部と小径部の境界の底面から一定の高さの位置に段部とを備え、スポット溶接時に渦巻電極上面が前記加圧体によって加圧された状態でスポット溶接される渦巻電極を備えた電池の製造法。

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