特許
J-GLOBAL ID:200903023472338914

摺動ドクター装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 横沢 志郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-237558
公開番号(公開出願番号):特開平11-081184
出願日: 1997年09月03日
公開日(公表日): 1999年03月26日
要約:
【要約】【課題】 ロール外周面に部分的に付着した異物を効率良く、且つ、確実に除去できる摺動ドクター装置をを提案すること。【解決手段】 幅の狭いドクターブレード6をロール外周面10Aに圧接した状態でその軸線方向に摺動させて、当該ロール外周面10Aのドクタリングを行なうように構成された摺動ドクター装置1は、ロール外周面10Aの全幅に亘るドクターリングを行う第1の動作モードと、異物付着検出器150によって異物付着が検出された部分を集中的にドクターリングする第2の動作モードと、ロール外周面10Aにおける異物の付着発生が起こり易い通過するシートの両端部分を集中的にドクターリングする第3の動作モードのうちの2つの動作モード、あるいはこれらの動作モードを組み合わせた動作モードによって、ロール外周面のドクターリングを行うようになっている。従って、ロール外周面の全幅に亘るドクターリングは勿論のこと、部分的に付着した異物のドクターリングを効率良く、しかも確実に除去できる。
請求項(抜粋):
ロールの外周面に対して一定の幅のドクターブレードを押し付け、当該ドクターブレードを前記ロールの外周面に沿ってその軸線方向に移動させることにより、当該軸線方向における異なる位置において当該ロールの外周面から異物の除去を行なう摺動ドクター装置において、前記ドクターブレードを前記ロールの軸線方向に移動させるための移動手段と、前記ドクターブレードを前記ロール外周面に圧接した加圧状態および当該ロール外周面から離した開放状態に切り換えるための加圧・開放手段と、前記ロールの外周面に沿って当該ロールの軸線方向に配列された複数個の光学的検出素子の検出出力に基づき前記ロールの外周面に異物が付着したか否か及び異物の付着位置を検出する異物付着検出手段と、当該異物付着検出手段による検出結果に基づき前記移動手段および前記加圧・開放手段の駆動を制御して、第1、第2および第3の動作モードのうちの少なくとも2つの動作モードで前記ドクターブレードによるドクターリングを行う制御手段とを有し、前記第1の動作モードは、前記ドクターブレードを前記ロール外周面に圧接した状態で当該ロール外周面の全幅に亘って軸線方向に繰り返し往復摺動させるロール全幅往復摺動であり、前記第2の動作モードは、前記異物付着検出手段によって異物の付着が検出された時に起動され、前記ロール外周面における異物の付着位置を含む所定の範囲の部分を、前記ドクターブレードによって所定の回数だけ往復摺動させる部分往復摺動であり、前記第3の動作モードは、前記ドクターブレードを前記開放状態のままで当該ロール外周面の全幅に亘って軸線方向に繰り返し往復移動させると共に、当該ロール外周面を通過する原紙等のシートの両端位置を含む当該ロール外周面の所定の範囲の部分においては、前記ドクターブレードを前記加圧状態に切り換えて所定の回数だけ往復摺動させる紙端往復摺動であることを特徴とする摺動ドクター装置。
引用特許:
出願人引用 (3件)
  • 特許第2987106号
  • 特許第3117936号
  • 特許第3676533号

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