特許
J-GLOBAL ID:200903023491260128

グアニジン誘導体、その製造法及び殺虫剤

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岩田 弘 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-036240
公開番号(公開出願番号):特開平7-278094
出願日: 1989年12月22日
公開日(公表日): 1995年10月24日
要約:
【要約】【目的】グアニジン誘導体またはその塩を含有する殺虫剤組成物、新規グアニジン誘導体またはその塩およびその製造法の提供。【構成】式【化1】[式中、R1は置換されていてもよい同素または複素環基を、nは0または1を、R2は水素または置換されていてもよい炭化水素基を、R3は第一、第二または第三アミノ基を、Xは電子吸引基を示す。但し、Xがシアノ基である時、R1はピリジル基を除く置換されていてもよい同素または複素環基を、nが0である時、R1は置換されていてもよい複素環基を示す。]で表わされるグアニジン誘導体及びその塩を含有する殺虫剤組成物、新規グアニジン誘導体またはその塩およびその製造法。【効果】グアニジン誘導体またはその塩は、優れた殺虫作用を有する。
請求項(抜粋):
一般式[I]【化1】[式中、R1はC3-8シクロアルキル,C3-8シクロアルケニル,C6-14アリールから選ばれる同素環基,または、酸素原子,硫黄原子および窒素原子から選ばれるヘテロ原子を1〜5個含む5〜8員複素環基を示し、これら同素または複素環基は、C1-15アルキル,C3-10シクロアルキル,C2-10アルケニル,C2-10アルキニル,C3-10シクロアルケニル,C6-10アリール,C7-10アラルキル,ニトロ,水酸基,メルカプト,オキソ,チオキソ,シアノ,カルバモイル,カルボキシル,C1-4アルコキシ-カルボニル,スルホ,ハロゲン,C1-4アルコキシ,C6-10アリールオキシ,C1-4アルキルチオ,C6-10アリールチオ,C1-4アルキルスルフィニル,C6-10アリールスルフィニル,C1-4アルキルスルホニル,C6-10アリールスルホニル,アミノ,C2-6アシルアミノ,モノ-またはジ-C1-4アルキルアミノ,C3-6シクロアルキルアミノ,C6-10アリールアミノ,C2-4アシル,C6-10アリール-カルボニル,および酸素,硫黄および窒素から選ばれるヘテロ原子を1〜4個含む5〜6員複素環基から選ばれる1〜5個の置換基(A)を有していてもよく、該置換基(A)がC6-10アリール,C7-10アラルキル,C3-10シクロアルキル,C3-10シクロアルケニル,C6-10アリールオキシ,C6-10アリールチオ,C6-10アリールスルフィニル,C6-10アリールスルホニル,C6-10アリールアミノまたは複素環基である場合はさらに1〜5個のハロゲン,水酸基,C1-4アルキル,C2-4アルケニル,C2-4アルキニル,C6-10アリール,C1-4アルコキシ,フェノキシ,C1-4アルキルチオまたはフェニルチオ基で置換されていてもよく、また上記置換基がC1-15アルキル,C2-10アルケニル,C2-10アルキニル,C1-4アルコキシ,C1-4アルキルチオ,C1-4アルキルスルフィニル,C1-4アルキルスルホニル,アミノ,モノ-またはジ-C1-4アルキルアミノ,C3-6シクロアルキルアミノまたはC6-10アリールアミノ基である場合はさらに1〜5個のハロゲン,水酸基,C1-4アルコキシまたはC1-4アルキルチオ基で置換されていてもよい。R2は水素原子、または、C1-15アルキル,C3-10シクロアルキル,C2-10アルケニル,C2-10アルキニル,C3-10シクロアルケニル,C6-10アリールおよびC7-10アラルキル基から選ばれる炭化水素基を示し、これら炭化水素基はR1と同様の置換基を1〜5個有していてもよい。R3は式【化2】(式中、R4及びR5は、同一または相異なり、水素または置換基を有していてもよ炭化水素基を示すか、あるいはR4及びR5は一緒になって隣接窒素と共に環状アミノ基を形成していてもよい。該炭化水素基は、C1-15アルキル,C3-10シクロアルキル,C2-10アルケニル,C2-10アルキニル,C3-10シクロアルケニル,C6-10アリールおよびC7-10アラルキル基から選ばれ、該炭化水素基は、R1の複素環基における置換基と同様の置換基を有していてもよい。該環状アミノ基はアジリジノ,アゼチジノ,ピロリジノ,モルホリノおよびチオモルホリノ基から選ばれる。)で表わされるアミノ基を示す。Xは、シアノ,ニトロ,C1-4アルコキシ-カルボニル,ヒドロキシカルボニル,C6-10アリール-オキシカルボニル,複素環オキシカルボニル,ハロゲンで置換されていてもよいC1-4アルキルスルホニル,スルファモイル,ジ-C1-4アルコキシホスホリル,ハロゲンで置換されていてもよいC1-4アシル,C6-10アリール-カルボニル,カルバモイルまたはC1-4アルキルスルホニルチオカルバモイルを示す。但し、(i)nが0である時、R1は置換基を有していてもよい複素環基を示し、(ii)Xがニトロ基である時、R1は上記のそれと同意義である置換基を有していてもよい同素または複素環基を示し、nは0または1を示し、R2は置換基を有するC1-4アルキル、または置換基を有していてもよいC5-15アルキル,C3-10シクロアルキル,C2-10アルケニル,C2-10アルキニル,C3-10シクロアルケニル,C6-10アリールまたはC7-10アラルキル基を示し、これらの置換基は上記のR2の置換基と同様のものを示し、R3は上記のそれと同意義であるものを示し、(iii)Xがニトロ基である時、R1は上記のそれと同意義である置換基を有していてもよい同素または複素環基を示し、nは0または1を示し、R2は水素原子またはC1-4アルキルを示し、R3は式【化3】(式中、R4及びR5のうち、一方は、水素原子または置換基を有していてもよい炭化水素基を示し、該炭化水素基はC1-15アルキル,C3-10シクロアルキル,C2-10アルケニル,C2-10アルキニル,C3-10シクロアルケニル,C6-10アリールおよびC7-10アラルキル基から選ばれ、該炭化水素基の置換基は上記のR1の複素環基における置換基と同様のものを示し、他方は、置換基を有するC1-4アルキルまたは置換基を有していてもよい炭化水素基を示し、該炭化水素基はC5-15アルキル,C3-10シクロアルキル,C2-10アルケニル,C2-10アルキニル,C3-10シクロアルケニル,C6-10アリールおよびC7-10アラルキル基から選ばれ、該C1-4アルキル炭化水素基の置換基および炭化水素基の置換基は上記のR1の複素環基における置換基と同様のものであるか、あるいはR4及びR5は一緒になって隣接窒素と共にアジリジノ,アゼチジノ,ピロリジノ,モルホリノおよびチオモルホリノ基から選ばれる環状アミノ基を形成する。)で表されるアミノ基を示し、および(iv)Xがシアノ基である時、R1は置換基を有していてもよい複素環基であって、置換基を有していないピリジル基を除くものを示す。]で表されるグアニジン誘導体またはその塩を含有する殺虫剤組成物。
IPC (9件):
C07C279/06 ,  A01N 47/44 ,  A01N 51/00 ,  C07C279/10 ,  C07D213/64 ,  C07D241/12 ,  C07D277/28 ,  C07D277/32 ,  C07D521/00
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 特開昭53-108970
  • 特開昭59-118767
  • 特開平2-209868
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