特許
J-GLOBAL ID:200903023507026163

自動変速機の故障検出装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 福岡 正明
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-103809
公開番号(公開出願番号):特開平11-280884
出願日: 1998年03月30日
公開日(公表日): 1999年10月15日
要約:
【要約】【課題】 自動変速機において、変速歯車機構がニュートラル状態に固定されるニュートラル故障の有無を判定する際に、その判定精度を高め、誤判定を回避することを課題とする。【解決手段】 車速センサ301又は出力回転数センサ306で車速がほぼゼロと検出され、且つ、インヒビタスイッチ304により走行レンジの選択が検出されているときに、タービン回転数センサ305によりタービン軸が所定値以上の回転数で回転していることが検出されたときには、ニュートラル故障があると判定するコントロールユニット300を備える。コントロールユニット300は、上記走行レンジの選択で締結されることになる摩擦要素の該締結に要するエンゲージ期間に相当する期間中は、上記ニュートラル故障の判定を停止すると共に、油温センサ307で検出される油温が低いほど該判定停止期間を長くする。
請求項(抜粋):
トルクコンバータと、該トルクコンバータを介してエンジンからの動力が入力される変速歯車機構と、該変速歯車機構の動力伝達経路を切り換える複数の摩擦要素と、これらの摩擦要素に供給される作動圧を制御して上記変速歯車機構のギヤ段を制御する油圧制御回路とを有する自動変速機の故障検出装置であって、選択されたレンジを検出するレンジ検出手段と、変速歯車機構の出力回転数に基づいて車速を検出する車速検出手段と、変速歯車機構の入力回転数を検出する入力回転数検出手段と、上記レンジ検出手段で所定の摩擦要素が締結される走行レンジが検出され、車速検出手段で検出される車速が所定値以下であり、且つ、入力回転数検出手段で検出される入力回転数が所定値以上であるときに、変速歯車機構がニュートラル状態で固定されるニュートラル故障があると判定するニュートラル故障判定手段と、そのニュートラル故障がない場合に上記所定摩擦要素の締結に要する期間に相当する所定期間中は、上記ニュートラル故障判定手段の判定を禁止させる判定禁止手段とが備えられていることを特徴とする自動変速機の故障検出装置。
IPC (5件):
F16H 61/12 ,  F16H 59:42 ,  F16H 59:44 ,  F16H 59:68 ,  F16H 59:70

前のページに戻る