特許
J-GLOBAL ID:200903023526360007

加工面方向を考慮した送り軸加減速機能を有する数値制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 吉田 研二 ,  石田 純
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-355749
公開番号(公開出願番号):特開2007-164228
出願日: 2005年12月09日
公開日(公表日): 2007年06月28日
要約:
【課題】加工プログラムの指令形状からの位置ズレ量や追従位置誤差量のうち、実際に加工精度や加工面品位に影響する程度を判断しながら、機械の送り軸の送り速度を制御する機能を有する数値制御装置を提供する。【解決手段】加工面に対して垂直および水平方向での送り軸の移動位置許容誤差量(εv、εh)をそれぞれ含む加工プログラム1’を入力する加工プログラム解釈手段2’と、送り軸を移動させる際の送り軸駆動手段6での追従位置誤差量Edと加工形状からの位置ズレ量Esとから加工精度等に影響する加工面に垂直な成分と水平な成分とを有効誤差量(垂直成分Ev、水平成分Eh)として求め記憶する有効誤差量算出手段10と、有効誤差量(Ev、Eh)から移動位置許容誤差量(εv、εh)以内で送り軸を移動することができる補正送り速度F’を求め記憶する送り速度補正量算出手段4’とを設ける。【選択図】図1
請求項(抜粋):
工作機械の送り軸の送り速度を制御する数値制御装置であって、 工作機械の送り軸の現位置から加工位置までの移動変位量、送り速度、及び加工対象ワークの形状面にそれぞれ垂直な成分と水平な成分とに分解された移動位置許容誤差量の指令が記録された加工プログラムを入力して記憶する加工プログラム解釈手段と、 送り軸を、指令された移動変位量及び送り速度により、現位置から指令された加工位置へと移動させる際の追従位置誤差量を検出器の計測から算出して記憶しつつ、送り軸を移動させる送り軸駆動手段と、 指令された移動変位量より送り軸の軌跡の折れ及び曲率半径を評価し、指令された送り速度で送り軸を移動させる際に、送り軸駆動手段において発生する、指令された移動変位量により定まる加工位置での位置ズレ量を予測して記憶する加工形状評価手段と、 送り軸駆動手段に記憶された追従位置誤差量から加工精度及び加工面の品位に影響する加工対象ワークの形状面に垂直な成分及び水平な成分を算出し、垂直成分の誤差量を有効誤差量の垂直成分として記憶し、水平成分の誤差量を有効誤差量の水平成分として記憶する有効誤差量算出手段と、 指令された移動変位量により定まる加工位置と、垂直成分及び水平成分ごとに記憶された、その加工位置における有効誤差量と、から指令された移動位置許容誤差量以内で送り軸が移動可能な、指令された送り速度に対する加減速量を求めて、送り速度を補正して記憶する送り速度補正量算出手段と、 補正された送り速度に従って、加工プログラムに沿った、送り軸の次の目標位置である移動指令位置を求めて記憶し、送り軸駆動手段へ指令する送り軸移動指令算出手段と、 を備えることを特徴とする数値制御装置。
IPC (1件):
G05B 19/416
FI (1件):
G05B19/416 W
Fターム (6件):
5H269AB01 ,  5H269BB03 ,  5H269EE01 ,  5H269EE03 ,  5H269EE29 ,  5H269FF05
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 特開昭63-21922号公報
審査官引用 (1件)

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