特許
J-GLOBAL ID:200903023565759979

車両用暖房装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-298619
公開番号(公開出願番号):特開平10-138745
出願日: 1996年11月11日
公開日(公表日): 1998年05月26日
要約:
【要約】【課題】ビスカスヒータを組み込んだ車両用暖房装置において、粘性流体の劣化を未然に防止しつつ充分な暖房能力を得る。【解決手段】ビスカスヒータ10のハウジング内には、ロータ24を収容する発熱室16と貯留室20とが区画されている。両室16,20は、区画プレート12に形成された供給通路12a及び回収通路12bを介して相互に連通する。発熱室16及び貯留室20には、粘性流体としてのシリコーンオイルが所要量封入されている。供給通路12aは、スプール29、圧縮バネ30a、電磁弁37、負圧発生ポンプ39等よりなる弁手段によって開閉制御される。エアコン制御ユニット100は、ロータ24と作動連結されたエンジンの回転速度やシリコーンオイルの温度等の状況に応じて前記弁手段を作動させ、発熱室16内のオイル量を適宜制御して粘性流体の劣化を防止する。
請求項(抜粋):
循環回路を流れる循環流体を加熱して車両の暖房に利用する車両用暖房装置であって、A) 駆動源に作動連結されたロータ及び粘性流体を収容する発熱室と、前記発熱室の近傍に設けられて前記循環流体を流通させる放熱室と、連通路を介して前記発熱室と連通すると共に粘性流体を追加収容する貯留室と、前記連通路の連通状態を開閉制御する弁手段とを備え、前記ロータにより前記発熱室内の粘性流体を剪断して熱を発生させてその熱を前記放熱室の循環流体に熱交換するビスカスヒータと、B) 前記ロータの回転速度に関連する物理量を検出する物理量検出手段と、C) 前記物理量検出手段によって検出された物理量が所定の条件を満たすときに、前記ビスカスヒータの発熱能力を抑制すべく前記弁手段を制御する制御ユニットと、を備えてなる車両用暖房装置。

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