特許
J-GLOBAL ID:200903023570357773

構造物の振動制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-016999
公開番号(公開出願番号):特開平5-214844
出願日: 1992年01月31日
公開日(公表日): 1993年08月24日
要約:
【要約】【目的】1対の制振用ジャイロ装置によって水平方向及び捩じれ方向の両方向の振動制御を同時に実施できる振動制御装置を提供することを目的としている。【構成】構造物の頂部など所定の位置に1対の制振用ジャイロ装置A,Bが互いに所定の間隔をあけて支持軸を平行にして設置されている。制振用ジャイロ装置の一方の支持ビーム4には、電動モータ8が連結し、他方の支持ビーム4には、傾斜計7が取り付けてある。該傾斜計7はコントローラ9に接続されて、検出した回転体1の傾斜角θに応じた信号を常時コントローラ9に供給している。また、一対の速度計10が構造物5に設置されている。 コントローラ9は、一対の速度計10から入力した信号によって、その時点で発生すべき水平方向の曲げモーメント及び捩じれモーメントを求め、さらに角速度Ω1,Ω2 を求める。
請求項(抜粋):
高速回転する回転体を,その回転軸に直交し且つ水平な支持軸の周りに回転可能に支持してなる制振用ジャイロ装置を構造物に設置して、上記回転体に支持軸周りの歳差運動を生じさせ、その歳差運動の角速度に比例して発生する制振モーメントによって構造物の振動を低減する振動制御装置において、互いの回転体が逆方向に回転し且つ互いの支持軸を平行にして配置される一対の上記制振用ジャイロ装置と、その両制振用ジャイロ装置の各回転体の水平面に対する傾斜角を夫々検出する2つの角度検出手段と、上記各回転体をそれぞれ支持軸周りに回転駆動する2つの回転動駆動手段と、構造物の水平動及び捩じれ動を検出する振動検出手段と、上記角度検出手段,回転動駆動手段,及び振動検出手段と接続して、角度検出手段から各回転体の上記傾斜角度に応じた信号を入力しつつ、振動検出手段から入力した信号をもとに求めた構造物に発生している変形モーメントを相殺するのに要する,水平方向の制振モーメント及び捩じれモーメントを算出し、さらに、上記制振モーメントを発生するために各回転体に発生させる角速度を算出する際に上記算出した捩じれモーメントを発生可能なだけ両回転体に発生させる角速度の値に差を付与して該両回転体に発生させる各角速度を算出し、その算出した夫々の角速度に対応した量の回転トルクの駆動指令を各回転動駆動手段にそれぞれ供給するコントローラとを備えたことを特徴とする構造物の振動制御装置。
IPC (2件):
E04H 9/02 341 ,  F16F 15/02
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平1-244001
  • 制振装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-005795   出願人:株式会社東芝

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