特許
J-GLOBAL ID:200903023573646695
プロピレン系ブロック共重合体の連続製造法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
佐藤 一雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-096602
公開番号(公開出願番号):特開平9-278847
出願日: 1996年04月18日
公開日(公表日): 1997年10月28日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 対衝撃性に優れたプロピレン系ブロック共重合体を、低コストかつ安定的に連続製造する。【解決手段】 マグネシウム、チタン、塩素、並びに電子供与性化合物を含む固体触媒成分と、有機アルミニウム化合物、及び必要に応じて電子供与性化合物とからなる立体規則性触媒の存在下、プロピレンを主成分とするα-オレフィンの重合を水素の存在下に単独の重合槽で行い、次に、得られた重合体をプロピレン・α-オレフィン共重合槽に送り、プロピレンとα-オレフィンの共重合を下記の条件下気相中で行うプロピレン系ブロック共重合体の連続製造法。(1) 固体触媒成分粒径分布のRosin-Rammler 分布近似でn≧5。(2) 第1段より抜き出されて第2段で供給される重合体の平均CEが、第1段に存在する重合体の平均CEの1.1倍以上。(CEは単位重量の固体触媒成分あたりの重合量)。
請求項(抜粋):
マグネシウム、チタン、ハロゲン、ならびに電子供与性化合物を含む固体触媒成分と、有機アルミニウム化合物、および必要に応じて電子供与性化合物とからなる立体規則性触媒の存在下、第1段階重合工程において、プロピレンを主成分とするα-オレフィンの重合を水素の存在下に単独の重合槽で行い、次に、第2段階重合工程として、第1段階重合工程で得られた重合体をプロピレン・α-オレフィン共重合槽に送り、プロピレンとプロピレン以外のα-オレフィンの共重合を第1段重合工程での立体規則性触媒の作用下に実質的に気相中で行うプロピレン系ブロック共重合体の連続製造法であって、下記の要件を満たすことを特徴とする、プロピレン系ブロック共重合体の製造法。(1) 固体触媒成分の粒径分布をRosin-Rammler 分布で近似した際に、粒径分布を表すn項が、n≧5であること。(2) 第1段階重合工程より抜き出されて第2段階重合工程に供給される重合体の平均CEが、第1段階重合工程に存在する重合体の平均CEの1.1倍以上であること(ここで、CEは触媒効率を表し、単位重量の固体触媒成分あたりの重合量で定義される)。
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