特許
J-GLOBAL ID:200903023578606870

遮音パネル

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 倉田 政彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-304189
公開番号(公開出願番号):特開平6-149272
出願日: 1992年11月13日
公開日(公表日): 1994年05月27日
要約:
【要約】【目的】アクティブ振動制御のための駆動部の演算回路における平均信号パワー推定値の精度を向上させることにより、非定常信号の音波外乱に対する遮音性を高めた遮音パネルを提供する。【構成】騒音検出用のセンサー4と、パネル1に装着されたアクチュエータ3と振動センサー2、各センサー2,4の出力に基づいてアクチュエータ3を駆動する駆動部5からなるアクティブ遮音パネルにおいて、非定常信号に対処するために、現時刻における信号パワーの推定を過去の推定値と現時刻の信号を含めた信号の2乗平均値を平滑化して行うディジタルフィルタを駆動部5に設けた。【効果】高性能なアダプティブフィルタの収束性が得られ、非定常信号の音波外乱に対して高い遮音性を有する遮音パネルを実現できるという効果がある。
請求項(抜粋):
パネルと、パネルに取り付けられてパネルの振動を検出する振動センサーと、パネルに取り付けられる励振用アクチュエータと、アクチュエータを駆動する駆動部と、騒音源から出た音又は振動を検出する騒音検出センサーと、前記各センサーから入力される騒音の電気信号に対して、駆動部が演算を施して騒音と逆位相でパネルを励振させることにより騒音によるパネルの振動を打ち消す遮音パネルにおいて、駆動部の演算回路を逐次信号パワー推定型LMSアルゴリズムで構成したときに、適応フィルタ更新アルゴリズムが時刻tにおけるフィルタ係数をW(t)={w(1,t),w(2,t),...,w(N,t)}、時刻tにおける制御力伝達系モデルの出力信号系列をS(t)={s(t),s(t-1),...,s(t-N)}、時刻tにおけるエラー信号をε(t)、時刻tにおける信号S(t)の平均パワーの推定値をP(t)2 、u,αを定数、Nをフィルタの次数とすると、【数1】【数2】を実現する回路であることを特徴とする遮音パネル。

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