特許
J-GLOBAL ID:200903023585024380

適応型能動騒音制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐々木 宗治 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-051920
公開番号(公開出願番号):特開平10-247088
出願日: 1997年03月06日
公開日(公表日): 1998年09月14日
要約:
【要約】【課題】 従来よりも演算処理量が増加しないで、能動的に騒音低減を行いながら、必要に応じ音場伝達特性の再同定を行う適応型能動騒音制御装置。【解決手段】 付加音源4とセンサマイクロフォン1間の伝達特性及び前記付加音源4とエラーマイクロフォン7間の伝達特性をそれぞれ同定する第1及び第2の同定用フィルタ14,19と、前記第1及び第2の同定用フィルタの係数をそれぞれ更新する第1及び第2の係数更新部17,20と、前記付加音源とセンサマイクロフォン間及び付加音源とエラーマイクロフォン間の伝達特性を再同定する必要の有無を判別し、有ると判別したときに再同定の実行を指示する再同定制御部21と、前記再同定の実行指示により信号発生部22が発生した同定信号を加算器23を介して付加音源より放射し、この受音信号に基づき第1及び第2係数更新部に第1及び第2の同定用フィルタの係数を更新させる手段(2,3,8,9,10,18)とを備えたもの。
請求項(抜粋):
入力騒音を電気信号に変換するセンサマイクロフォンと、前記騒音を低減させる音波を放射する付加音源と、前記付加音源の放射音と騒音の合成音を誤差電気信号に変換するエラーマイクロフォンを用い、前記センサマイクロフォンで検出した騒音と逆位相で同振幅の音波を消音用適応フィルタで作成して前記付加音源から放射し、騒音に重ね合わせることで騒音を低減させると共に、前記エラーマイクロフォンで検出した誤差電気信号を最小とするように前記消音用適応フィルタの係数を逐次更新する適応型能動騒音制御装置において、前記付加音源とセンサマイクロフォン間の伝達特性及び前記付加音源とエラーマイクロフォン間の伝達特性をそれぞれ同定する第1及び第2の同定用フィルタと、前記第1及び第2の同定用フィルタの係数をそれぞれ更新する第1及び第2の係数更新手段と、前記付加音源とセンサマイクロフォン間及び付加音源とエラーマイクロフォン間の伝達特性を再同定する必要の有無を判別し、有ると判別したときに再同定の実行を指示する再同定制御手段と、前記再同定制御手段の再同定実行指示により発生した同定用信号と前記消音用適応フィルタの出力信号との加算信号を前記付加音源より放射すると共に前記第1及び第2の同定用フィルタ並びに第1及び第2の係数更新手段に供給し、前記センサマイクロフォンの検出信号と前記第1の同定用フィルタの出力信号間の差信号及び前記エラーマイクロフォンの検出信号と前記第2の同定用フィルタの出力信号間の差信号に基づき、前記第1及び第2の係数更新手段にそれぞれ前記第1及び第2の同定用フィルタの係数を更新させる再同定実行手段とを備えたことを特徴とする適応型能動騒音制御装置。
IPC (4件):
G10K 11/178 ,  F01N 1/00 ,  H03H 17/02 601 ,  H03H 21/00
FI (4件):
G10K 11/16 H ,  F01N 1/00 A ,  H03H 17/02 601 M ,  H03H 21/00

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