特許

J-GLOBAL ID：200903023692202940

用紙中のPVA分布状態観察方法

発明者： 内田 道治 ,  奥田 貴志 ,  内村 浩美
出願人/特許権者： 財務省印刷局長
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2000-396988
公開番号（公開出願番号）：特開2002-195994
出願日： 2000年12月27日
公開日（公表日）： 2002年07月10日
要約：

【要約】【課題】 用紙中に存在するPVAの分布状態を正確に観察する方法を提供する。【解決手段】 用紙中に存在するPVAの分布状態を濃度分布として観察する方法であって、前記用紙中に存在するPVAにヨウ素を付加した用紙の表面を観察する場合は何ら特別な処理は必要無いが、用紙の断面を観察する場合は、集束イオンビーム装置によりイオンビームを照射することにより、任意の用紙断面を紙層の構造を破壊することなく作製し、前記付加させたPVAを含んだ用紙の表面または断面に電子線を照射し、発生する信号を走査型電子顕微鏡で観察した後、蛍光X線分析装置またはエレクトロンプローブマイクロアナライザーにより、それぞれの元素のマッピングを行う。

請求項（抜粋）：

用紙中に浸透したポリビニルアルコールの分布状態を紙層構造を壊すことなく観察する方法であって、該用紙の紙層構造を変化させずにヨウ素を該ポリビニルアルコールに付加させるヨウ素気相染色法を用いて、気相中でポリビニルアルコールにヨウ素を付加させた用紙の任意の個所の表面、または用紙の紙層の構造を破壊することなく作製した任意の箇所の断面に、蛍光X線分析装置を用いて電子線を照射し、発生する信号によりヨウ素を検出するX線元素分析法により、該用紙に付与したポリビニルアルコールに付加したヨウ素の分布状態を表示することを特徴とする用紙中のPVA分布状態観察方法。

IPC (5件)：

G01N 33/34 ,  G01N 1/30 ,  G01N 23/225 ,  G01N 1/28 ,  G01N 1/32

FI (5件)：

G01N 33/34 ,  G01N 1/30 ,  G01N 23/225 ,  G01N 1/32 B ,  G01N 1/28 G

Fターム (24件)：

2G001AA03 ,  2G001AA09 ,  2G001BA05 ,  2G001BA07 ,  2G001CA01 ,  2G001DA01 ,  2G001EA01 ,  2G001EA03 ,  2G001GA01 ,  2G001GA06 ,  2G001KA01 ,  2G001LA20 ,  2G001MA05 ,  2G001NA04 ,  2G001RA04 ,  2G001RA08 ,  2G001RA10 ,  2G001RA20 ,  2G052AA00 ,  2G052AB13 ,  2G052AD32 ,  2G052AD52 ,  2G052FA08 ,  2G052GA19