特許
J-GLOBAL ID:200903023716068124

直流オフセットキャンセル回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大塚 学
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-170757
公開番号(公開出願番号):特開平9-331257
出願日: 1996年06月11日
公開日(公表日): 1997年12月22日
要約:
【要約】【課題】無線呼出受信機の高周波受信部から出力されるベースバンドアナログ信号に含まれる直流成分を相殺する回路の入力レベルが大きいときの補正誤りをなくす。【解決手段】ベースバンドアナログ信号をバッファ1の一方に入力して増幅器2で増幅し、A/D変換器3でディジタル変換して加算器5の一方の入力とし、そのディジタル値のレベルをレベル検出器4で監視し移動平均値を平均回路7で求める。制御部8は、判定部6で得られる雑音か有意区間かの情報とレベル検出器4の情報に従って、雑音の直流成分の移動平均値をメモリ9に記憶させ、有意区間は、検出レベルが小さいときはメモリ9の記憶値を加算器5に減算入力してDCオフセットを相殺し、検出レベルが大きいときはメモリ9の記憶値を加算器11に与えて基準値を加算し、アナログ変換してバッファ1の他方の入力に与えて直流ずれ分を補正するように構成した。
請求項(抜粋):
高周波受信部から出力されるベースバンドアナログ信号をディジタル値に変換してデコーダ部に入力する際に、該ベースバンドアナログ信号に含まれる直流成分を除去する回路であって、前記ベースバンドアナログ信号を一方の入力とし、該ベースバンドアナログ信号の基準電圧値を、他方から入力される基準電圧値で修正して出力するバッファと、該バッファの出力を増幅する増幅器と、該増幅器の出力をディジタル値に変換するA/D変換器と、該A/D変換器の出力を一方の入力とし、他方から入力される直流成分相殺値を減算して出力する第1の加算器と、該第1の加算器の出力を前記デコーダ部に与えるとともに、該第1の加算器の出力の雑音区間と有意区間をしきい値によって判別して有意信号か雑音かを示す信号判別情報を出力する判定部と、動作指示されたとき前記A/D変換器の出力ディジタル値の移動平均値を求めて出力する平均回路と、前記A/D変換器の出力レベルを検出するレベル検出器と、前記平均回路で算出された前記雑音区間の移動平均値のみを逐次上書き記憶するメモリと、前記バッファに入力されるベースバンドアナログ信号の基準電圧値をディジタル値で予め設定して記憶させた基準値レジスタと、該基準値レジスタの出力を一方の入力とし、他方から入力される直流成分相殺値を加算して出力する第2の加算器と、該第2の加算器の出力をアナログ値に変換して前記バッファの他方に入力する前記基準電圧値とするD/A変換器と、前記判定部から得られる信号判別情報に従って、前記雑音区間では前記平均回路を作動させ該雑音区間の移動平均値を前記メモリに逐次上書き記憶させ、前記有意区間では前記平均回路の動作を停止させ該メモリに記憶させた前記雑音区間の移動平均値を前記直流成分相殺値とし、前記レベル検出器の出力が予め定めたレベルより小さいときは前記第1の加算器の他方に入力し、前記レベル検出器の出力が予め定めたレベルより大きいときは前記第2の加算器の他方に入力するように制御する制御部とが備えられた直流オフセットキャンセル回路。
IPC (4件):
H03M 1/10 ,  H04L 25/06 ,  H04L 27/38 ,  H04L 27/22
FI (4件):
H03M 1/10 A ,  H04L 25/06 ,  H04L 27/00 G ,  H04L 27/22 Z

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