特許
J-GLOBAL ID:200903023748413516

内燃機関の軸受構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-227498
公開番号(公開出願番号):特開平6-074237
出願日: 1992年08月26日
公開日(公表日): 1994年03月15日
要約:
【要約】【目的】コネクティングロッドの大端部と軸受メタルの外周面との間でフレッティング摩耗が発生するのを未然に防止する。【構成】コネクティングロッド13の大端部15に大端孔17が設けられ、ここにコンロッドメタル18,19が嵌合されている。コンロッドメタル18,19によってクランクシャフトのクランクピンが支持される。クランクピン側から供給された潤滑油をコンロッドメタル18,19及び大端部15の嵌合部分へ導く通孔28が、コンロッドメタル18,19に設けられている。大端孔17の内周面のほぼ全面には、嵌合部分において大端部15の表面積に対する油溝31の占める面積比が0.1〜0.4で、幅が30μm〜100μmの油溝31が形成されている。通孔28を介して油溝31に導入された潤滑油を嵌合部分外へ導出すべく、油溝31の両端が大端部15の軸線方向端面15aに開放されている。
請求項(抜粋):
内燃機関のコネクティングロッドの大端部に大端孔を設け、該大端孔に軸受メタルを嵌合させ、回転可能に設けられたクランクシャフトのクランクピンを、前記軸受メタルの内周面で支持するようにした内燃機関の軸受構造において、前記軸受メタルには、その内外周面を連通させ、かつ、クランクピン側から供給された潤滑油を、同軸受メタル及び大端部の嵌合部分へ導くための通孔を設けるとともに、前記軸受メタルの外周面及び前記大端孔の内周面のいずれか一方のほぼ全面には、前記嵌合部分において大端部の表面積に対する油溝の占める面積比が0.1〜0.4で、かつ、幅が30μm〜100μmの多数本の油溝を形成し、さらに、前記通孔を介して油溝に導入された潤滑油を前記嵌合部分外へ導出するべく、前記油溝の両端を嵌合部分の軸方向端部に開放させたことを特徴とする内燃機関の軸受構造。
IPC (3件):
F16C 33/10 ,  F16C 3/14 ,  F16C 9/04

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