特許
J-GLOBAL ID:200903023832651694

スクロール圧縮機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 石田 敬 ,  鶴田 準一 ,  西山 雅也
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-220268
公開番号(公開出願番号):特開2004-060535
出願日: 2002年07月29日
公開日(公表日): 2004年02月26日
要約:
【課題】旋回スクロールの背圧式スラスト支持機構を有するスクロール圧縮機において、背圧導入ラインに制御弁を設けずに、圧縮される冷媒ガスの圧力の変動に係わらず、該支持機構に導入する圧力を適切に調整可能な装置を提供する。【解決手段】渦巻状の旋回スクロールと、それに噛み合う渦巻状の固定スクロールと、旋回スクロールの背圧式スラスト支持機構とを具備する。前記スラスト支持機構は、圧縮された冷媒ガスが導入される背圧室と、前記背圧室に一方の端部が接続して流体を導入する背圧導通孔とを有しているので、該背圧室に導入された冷媒ガスにより旋回スクロールを支持する。背圧導通孔の他方の端部は、旋回スクロールのチップシールのための溝又は固定スクロールのチップシールのための溝のいずれか少なくとも一方に設けられることを特徴とする。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
流体を圧縮するスクロール圧縮機において、この圧縮機は、 該圧縮機の外殻で主構造を形成するハウジングと、 前記ハウジングによって軸支されていると共に一部に偏心したクランク部を有する回転軸と、 渦巻き形の羽根部及び端板を有し前記回転軸のクランク部によって駆動されることにより公転運動をする旋回スクロールと、 該旋回スクロールと噛み合う渦巻き形の羽根部及び端板を有すると共に前記ハウジングに固定される固定スクロールと、 前記回転軸の軸方向において前記旋回スクロールを支持するスラスト支持機構と、を具備しており、 前記旋回スクロールが公転運動をする時に、前記旋回スクロールの羽根部と前記固定スクロールの羽根部との間に形成される複数個の作動室が外周部から中心部に向かって移動する間に、該作動室の容積が連続的に縮小することにより該作動室内において流体を圧縮しており、 前記圧縮機は、 前記旋回スクロールの羽根部の先端に設けられる溝と、前記溝に設置されるチップシールと、前記固定スクロールの羽根部の先端に設けられる溝と、前記溝に設置されるチップシールと、を更に具備しており、 前記チップシールの厚さが前記チップシールの設置される前記溝の深さ寸法より厚く、 前記スラスト支持機構は、 前記圧縮された流体が導入される背圧室と、 前記背圧室に一方の端部が接続して流体を導入する背圧導通孔と、を有しているので、該背圧室に導入された流体により前記旋回スクロールを支持しており、 前記背圧導通孔の他方の端部は、前記旋回スクロールの前記チップシールのための前記溝又は前記固定スクロールの前記チップシールのための前記溝のいずれか少なくとも一方に接続しており、 それにより前記作動室の圧縮された流体を前記背圧室に導入すると共に、前記チップシールにより前記導通孔の開閉を可能にすることを特徴とするスクロール圧縮機。
IPC (3件):
F04C18/02 ,  F04C23/02 ,  F04C27/00
FI (4件):
F04C18/02 311J ,  F04C18/02 311T ,  F04C23/02 G ,  F04C27/00 321
Fターム (16件):
3H029AA02 ,  3H029AB03 ,  3H029BB33 ,  3H029BB44 ,  3H029CC02 ,  3H029CC19 ,  3H029CC38 ,  3H039AA03 ,  3H039AA04 ,  3H039AA12 ,  3H039BB04 ,  3H039BB15 ,  3H039CC04 ,  3H039CC05 ,  3H039CC24 ,  3H039CC31

前のページに戻る