特許
J-GLOBAL ID:200903023833197547

データ再生装置および方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山口 邦夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-227905
公開番号(公開出願番号):特開2001-056978
出願日: 1999年08月11日
公開日(公表日): 2001年02月27日
要約:
【要約】【課題】ゴースト信号の影響がない安定した再生クロック信号を得る。【解決手段】再生信号SMO′は、スイッチング層のキュリー温度以上となった温度領域の後方からの磁壁移動によるゴースト信号を含んでいる。パターン判別回路227は、一定時間後に上述の温度領域の後端側に対応する光磁気ディスクの部分の記録磁区パターンが、2値化信号S2のエッジ位相を変動させるゴースト信号を発生させるパターンであるか否かを判別し、そのパターン判別信号PDを遅延回路228を介してゲート回路215に制御信号として供給する。位相がゴースト信号の影響を受けているエッジ検出信号PNは、ゲート回路215の働きで位相比較器213に供給されない。位相比較器213よりゴースト信号の影響による誤った位相エラー信号PEが出力されることがなく、発振器212より安定したクロック信号CLKが得られる。
請求項(抜粋):
少なくとも、移動層、スイッチング層、メモリ層がこの順に積層されて形成され、上記メモリ層は垂直磁化膜からなり、上記移動層は上記メモリ層に比べて相対的に磁壁抗磁力が小さく磁壁移動度が大きな垂直磁化膜からなり、上記スイッチング層は上記移動層および上記メモリ層よりもキュリー温度の低い磁性層からなる光磁気記録媒体を取り扱うデータ再生装置であって、光ビームを上記光磁気記録媒体に対して相対的に移動させながら上記移動層の側から照射し、上記光磁気記録媒体上に上記光ビームのスポットの移動方向に対して勾配を有すると共に少なくとも上記スイッチング層のキュリー温度よりも高い温度領域を有する温度分布を形成することで上記移動層に形成されていた磁壁を移動させ、上記光ビームの反射光の偏光面の変化に対応した再生信号を得る信号再生手段と、上記再生信号に基づいて再生クロック信号を得るクロック再生手段と、上記再生信号に対して上記再生クロック信号を使用した処理をして再生データを得る再生処理手段とを備え、上記クロック再生手段は、上記再生信号を2値化信号に変換する2値化回路と、上記2値化信号の立ち上がりおよび立ち下がりの少なくとも一方のエッジを検出するエッジ検出器と、上記再生クロック信号を出力する発振器と、上記エッジ検出器からのエッジ検出信号と上記再生クロック信号との位相を比較し、上記発振器の発振周波数を制御する位相エラー信号を得る位相比較器と、上記エッジ検出信号の位相が、上記スイッチング層のキュリー温度よりも高い温度領域の後端側における上記磁壁の移動により上記再生信号に含まれるゴースト信号の影響を受けているか否かを判定する判定手段と、上記判定手段により位相が上記ゴースト信号の影響を受けていると判定された上記エッジ検出信号に係る上記位相エラー信号によって上記発振器の発振周波数が制御されることを抑制する制御抑制手段とを有することを特徴とするデータ再生装置。
IPC (2件):
G11B 11/105 586 ,  G11B 11/105
FI (2件):
G11B 11/105 586 U ,  G11B 11/105 586 M
Fターム (5件):
5D075AA03 ,  5D075CC11 ,  5D075CC23 ,  5D075EE03 ,  5D075FF12

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