特許
J-GLOBAL ID:200903023856478551

グルクロン酸結合オリゴ糖の分離方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-064730
公開番号(公開出願番号):特開平6-253879
出願日: 1993年03月01日
公開日(公表日): 1994年09月13日
要約:
【要約】【目的】 糖転移反応により生成したグルクロン酸結合オリゴ糖を反応溶液から効率的に分離する方法を提供する。【構成】 乳糖とグルクロン酸とを原料とし、酵素を作用させて糖転移反応を行わせ、一般式(Gal)n-GlcAで表されるグルクロン酸結合オリゴ糖を生成させた後、これを採取するに際し、擬似移動床式クロマト分離装置(SMB)を用いる。最適な分離剤と溶離剤を選択して装置の運転条件を設定することにより、グルクロン酸結合オリゴ糖の効率的な分離が可能となる。(但し、式中、Galはガラクトースを、GlcAはグルクロン酸をそれぞれ示し、nは1〜3の整数を示す。)【効果】 従来の方法に比べ、グルクロン酸結合オリゴ糖の分離に要する時間を大幅に短縮することができ、また、塩溶液の使用量も大幅に低減できるので、生理効果を有するグルクロン酸結合オリゴ糖を医薬、飲食品及び飼料などの素材として安価に提供することが可能となる。
請求項(抜粋):
乳糖とグルクロン酸とを原料とし、β-ガラクトシダーゼあるいはβ-グルコシダーゼを作用させてガラクトース転移反応を行わせ、一般式(Gal)n-GlcAで表されるグルクロン酸結合オリゴ糖を生成させた後、これを採取する方法であって、以下の工程からなることを特徴とするグルクロン酸結合オリゴ糖の分離方法。(但し、式中、Galはガラクトースを、GlcAはグルクロン酸をそれぞれ示し、nは1〜3の整数を示す。)(1)酵素反応液を擬似移動床式クロマト分離装置に供給してグルクロン酸及びグルクロン酸結合オリゴ糖を含む画分を分離、回収する工程。(2)回収したグルクロン酸及びグルクロン酸結合オリゴ糖を含む画分を脱塩する工程。(3)脱塩したグルクロン酸及びグルクロン酸結合オリゴ糖を含む画分を擬似移動床式クロマト分離装置に供給してグルクロン酸結合オリゴ糖を含む画分を分離、回収する工程。
IPC (4件):
C12P 19/14 ,  B01D 15/00 101 ,  C07H 1/08 ,  C07H 3/06
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平2-090525
  • 特開昭56-053786

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