特許
J-GLOBAL ID:200903023869029438

OFDM受信装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-019891
公開番号(公開出願番号):特開平11-220451
出願日: 1998年01月30日
公開日(公表日): 1999年08月10日
要約:
【要約】【課題】 位相雑音によるCPE、ICIを低減しビット誤り率の劣化を防ぐ。【解決手段】 入力OFDM信号を、チューナ101、局部発振器102によってIF帯に変換し、A/D変換器103によってディジタル信号に変換し、IQ復調器104により複素ベースバンド信号に変換した後、位相雑音抑圧回路105にて入力信号の位相変動を検出してその補正を行い、局部発振器102の位相雑音を抑圧する。その出力について、FFT回路106にて1シンボル期間中の有効シンボル期間のFFT処理により各サブキャリアの受信データを得る。局部発振器102の位相雑音は、FFTを行う前に位相雑音抑圧回路105で低減されているため、FFT回路106の出力においてCPE及びICIの両方が低減される。FFT回路106の出力は復調回路107に入力され、各サブキャリアに伝送されているQAM信号が復調される。
請求項(抜粋):
1シンボル期間がガード期間(サンプル数Ng)と有効シンボル期間(サンプル数Nu)から構成されるOFDM(直交周波数分割多重)信号を受信して複素ベースバンドに変換し、この複素ベースバンドOFDM信号からシンボルデータを復調するOFDM受信装置において、前記複素ベースバンドOFDM信号におけるm番目の受信シンボルのn番目(0≦n≦Ng-1)のサンプル点の信号S(m,n) と、この信号からNuサンプル遅れた信号S(m,n+Nu)を用いて、m番目の受信シンボルにおけるNuサンプルあたりのキャリア位相変化Δθ(m) を求める第1のキャリア位相変動検出手段と、前記第1のキャリア位相変動検出手段の出力Δθ(m) からm+1番目の受信シンボルの先頭におけるキャリア位相θ^(m+1,0) を求め、連続する複数シンボルのシンボル先頭におけるキャリア位相からm番目の受信シンボル内のキャリア位相θ^(m,n) を推定するキャリア位相推定手段と、前記キャリア位相推定手段の出力を用いてm番目の受信シンボルのS(m,n) を-θ^(m,n) だけ回転させることにより、受信信号の位相変動を補正する位相変動補正手段と、前記位相変動補正手段の出力の中の有効シンボル期間を時間領域から周波数領域の信号に変換することにより、OFDM信号の各サブキャリアのデータを復調する時間-周波数領域変換手段と、前記時間-周波数領域変換手段の出力から各サブキャリアに伝送されているシンボルデータを復調する復調手段とを具備したことを特徴とするOFDM受信装置。
IPC (2件):
H04J 11/00 ,  H04L 27/38
FI (2件):
H04J 11/00 Z ,  H04L 27/00 G

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