特許
J-GLOBAL ID:200903023878190802

冷間圧延機用の油切りロール

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 金丸 章一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-197183
公開番号(公開出願番号):特開平6-039436
出願日: 1992年07月23日
公開日(公表日): 1994年02月15日
要約:
【要約】【目的】 冷間圧延機用の油切りロールについて、高速な巻き取り条件下でも圧延板表面の圧延油を確実に除去できるものとする。【構成】 外周面に螺旋状の油切り溝(4a)を有する円筒容器状のロール胴部(1)を、ロール中心軸(2) に回転自由に外挿して内部に環状中空部を形成すると共に、ロール胴部(1) に外周面の油切り溝(4a)と環状中空部とを連通する複数の吸引孔(6) を設ける一方、ロール中心軸(2) 両端部に外部と環状中空部とを連通する排出穴(7) を設け、かつ、その環状中空部に、ロール中心軸(2) 上に連設された静翼(9) とロール胴部(1) 内周面に連設された動翼(8) とからなる軸流ポンプ機構を設けた構成の油切りロールとする。【効果】 圧延板表面の圧延油およびスリップで生じる油煙を、確実かつ効率良く捕捉・吸引して両外側方向に向けて排除できて、圧延油の巻き込みに起因するコイルの巻きずれや、共擦れによる疵の発生を防止できる。
請求項(抜粋):
冷間圧延機の出側に配されたデフレクタロールの側近部に位置して配され、巻取リールにてコイル巻きされる圧延板表面の圧延油を除去する冷間圧延機用の油切りロールであって、外周面に複数の螺旋状の油切り溝を有する円筒容器状に形成されたロール胴部をロール中心軸に気密かつ回転自由に外挿して内部に環状中空部を形成すると共に、ロール胴部に外周面の油切り溝それぞれと環状中空部とを連通する複数の吸引孔を半径方向に設ける一方、ロール中心軸の両端部に外部と環状中空部の両端部とを連通する排出穴を設け、かつ、その環状中空部に、ロール中心軸上に連設された静翼とロール胴部内周面に連設された動翼とからなり、ロール胴部の回転により内部の気体をロール中心軸の両端部の排出穴から排出する軸流ポンプ機構を設けてなることを特徴とする冷間圧延機用の油切りロール。
IPC (3件):
B21C 47/28 ,  B08B 1/04 ,  B21B 45/02 330

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