特許
J-GLOBAL ID:200903023917981286

p-ジクロロベンゼンを製造する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 池浦 敏明 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-037196
公開番号(公開出願番号):特開平10-218806
出願日: 1997年02月05日
公開日(公表日): 1998年08月18日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 ベンゼンと塩素を原料とし、p-ジクロロベンゼンを高純度、高収率で製造し得る方法を提供する。【解決手段】 (i)ジクロロベンゼン混合物、高沸点ポリクロロベンゼン及びベンゼンからなる反応原料をトランスクロロ化反応させてモノクロロベンゼンを生成させるトランスクロロ化反応工程、(ii)該反応生成物とベンゼン及び/又はモノクロロベンゼンからなる反応原料を塩素化してポリクロロベンゼンを生成させる塩素化反応工程、(iii)該塩素化反応生成物を蒸留する第1分離工程、(iv)該第1分離工程で得られた高沸点留分を蒸留する第2分離工程、(v)該第2分離工程で得られた留分からp-ジクロロベンゼンを分離する工程、(vi)該p-ジクロロベンゼン分離工程で得られたo-、m-異性体の混合物を前記トランスクロロ化反応工程へ循環する工程、(vii)該第2分離工程で得られた高沸点ポリクロロベンゼン留分を前記トランスクロロ化反応工程に循環する工程、からなるp-ジクロロベンゼンの製造方法。
請求項(抜粋):
ベンゼンと塩素を原料として用いてp-ジクロルベンゼンを製造する方法において、(i)ジクロロベンゼンのo-異性体とm-異性体を含む混合物、トリクロロベンゼンの沸点以上の沸点を有する高沸点ポリクロロベンゼン及びベンゼンからなる反応原料をトランスクロロ化反応させてモノクロロベンゼンを生成させるトランスクロロ化反応工程、(ii)該トランスクロロ化反応生成物とベンゼン及び/又はモノクロロベンゼンからなる反応原料を塩素で塩素化してジクロロベンゼンを含むポリクロロベンゼンを生成させる塩素化反応工程、(iii)該塩素化反応生成物を蒸留してジクロロベンゼンより低い沸点を有する低沸点留分と、ジクロロベンゼンの沸点以上の沸点を有する高沸点留分とに分離する第1分離工程、(iv)該第1分離工程で得られた高沸点留分を蒸留してジクロロベンゼン留分とトリクロロベンゼンの沸点以上の沸点を有する高沸点ポリクロロベンゼン留分とに分離する第2分離工程、(v)該第2分離工程で得られたジクロロベンゼン留分からp-ジクロロベンゼンを分離するp-ジクロロベンゼン分離工程、(vi)該p-ジクロロベンゼン分離工程で得られたo-ジクロロベンゼンとm-ジクロロベンゼンとの混合物を前記トランスクロロ化反応工程へ循環する工程、(vii)該第2分離工程で得られたトリクロロベンゼンの沸点以上の沸点を有する高沸点ポリクロロベンゼン留分を前記トランスクロロ化反応工程に循環する循環工程、からなることを特徴とするp-ジクロロベンゼンの製造方法。
IPC (5件):
C07C 25/08 ,  C07C 17/12 ,  C07C 17/358 ,  C07C 17/37 ,  C07C 17/383
FI (5件):
C07C 25/08 ,  C07C 17/12 ,  C07C 17/358 ,  C07C 17/37 ,  C07C 17/383

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