特許
J-GLOBAL ID:200903023922879627

自動変速機の油圧制御特性の学習方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長門 侃二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-219936
公開番号(公開出願番号):特開平8-086351
出願日: 1994年09月14日
公開日(公表日): 1996年04月02日
要約:
【要約】【目的】 自動変速機の油圧制御特性の学習方法を提供し、以て電磁弁や変速機各部の経年変化に拘わらず常に最適な変速制御を実現する。【構成】 学習制御を開始すると、ECU6は先ず、油圧コントローラ5内の電磁弁を100%の駆動デューティ率で駆動し、変速機本体4内の二つの油圧摩擦係合要素を係合させて1速段を確立させる。次に、一方の油圧摩擦係合要素へ油圧を供給する電磁弁の駆動デューティ率を基準値まで下げて油圧摩擦係合要素をスリップさせた後、タービン回転数NT が目標回転数に一致するように駆動デューティ率を調整する。そして、その際の駆動デューティ率の基準値からの偏差を求め、これを駆動デューティ率の補正量として、変速制御の際の電磁弁の駆動制御に用いる。
請求項(抜粋):
自動車のエンジンと駆動輪との間に流体継手を介して介装され、組合せにより複数の変速段を達成する複数の油圧摩擦係合要素と、制御装置からの駆動信号に基づきこれら油圧摩擦係合要素への供給油圧を制御する複数の油圧制御手段とを具えた自動変速機の油圧制御特性の学習方法において、前記エンジンが所定運転状態でかつ車両が停止状態にある時に、前記自動変速機の入力軸回転数が所定の目標回転数となるように、第1の油圧制御手段を駆動して、前記複数の油圧摩擦係合要素のうち第1の油圧摩擦係合要素への供給油圧を調整するステップと、前記入力軸回転数が目標回転数に一致した時点での、前記第1の油圧制御手段への駆動信号の基準信号からの偏差を算出し、当該偏差に応じて当該第1の油圧制御手段に対する駆動信号の補正量を求めるステップとを含むことを特徴とする自動変速機の油圧制御特性の学習方法。

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