特許
J-GLOBAL ID:200903023967271298

通信ネットワークにおける障害復旧方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田澤 博昭 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-087671
公開番号(公開出願番号):特開平11-284633
出願日: 1998年03月31日
公開日(公表日): 1999年10月15日
要約:
【要約】【課題】 呼制御手順を用いて、確立された通信経路上において障害が発生した場合に、高速にその障害の発生を通知し、これをもって迂回経路の確保および切り換えを行い、短時間で障害からの復旧を行う通信ネットワークにおける障害復旧方法を実現する。【解決手段】 障害通知の手段として、ITU-T I.610に基づくAIS15やFERF16、もしくは独自に設定したそれらに準じた障害検出セル19や障害通知セル20を用いて、高速に通信経路上を伝達し、それらのセルを識別することにより、迂回経路用の新たな通信経路を確立する。
請求項(抜粋):
発呼側の端末装置と着呼側の端末装置の間に複数の通信経路が存在する通信ネットワークにて、呼制御手順を用いて、前記通信ネットワークの複数のノード装置を経由して、前記端末装置間の通信のために確保された通信経路上で障害が発生したとき、当該障害の通知と迂回経路の確保、および経路計算に使用するネットワーク構成情報の選択を行う、通信ネットワークにおける障害復旧方法において、前記障害が発生した障害発生箇所の下流のノード装置が、その障害を検出するとともに、障害箇所情報として、ノード装置を特定するノード識別子と当該ノード装置におけるポートを識別するポート識別子が格納された順方向の故障を表示する警報表示信号を生成して、それを下流側に送信し、終端点において、その警報表示信号を受信するとそれを終端するとともに、当該警報表示信号に格納されている障害箇所情報が転記されて格納された、逆方向の故障を表示する遠端受信故障信号を生成して、それを上流側に送信し、前記通信経路上にある少なくとも経路計算を行うノード装置では、前記遠端受信故障信号をモニタすることにより、障害の発生と障害発生箇所を認識して、自ノード装置が保持しているネットワーク構成情報を補正し、前記通信ネットワークを形成するネットワーク階層の境界部に配置されたボーダーノード装置、または端末装置を収容するエッジノード装置において、前記遠端受信故障信号のモニタを行い、前記ボーダーノード装置またはエッジノード装置が、着呼側または発呼側であれば、障害の発生と障害中の通信経路を認識し、前記ボーダーノード装置またはエッジノード装置が、発呼側または着呼側であれば、前記遠端受信故障信号に格納されている障害箇所情報により、自ノード装置が保持しているネットワーク構成情報を補正し、対向する前記ボーダーノード装置またはエッジノード装置までの迂回経路を計算するとともに、前記迂回経路があれば、迂回経路側に通信経路を確立するための呼制御手順を発行し、前記迂回経路がなければ、補正前のネットワーク構成情報により算出される既通信経路側に前記通信経路を確立するための呼制御手順を発行し、前記発呼側のボーダーノード装置またはエッジノード装置、および着呼側のボーダーノード装置またはエッジノード装置は、新たな迂回経路が確保できれば、障害中の通信経路を前記新たな迂回経路に切り換えるとともに、互いに相手側に向けて障害発生中の通信経路を解放する呼制御手順を発行し、新たな通信経路が確保できなければ、前記障害発生中の通信経路を解放する呼制御手順を発行するとともに、前記端末装置側に通信経路を解放する呼制御手順を発行することを特徴とする通信ネットワークにおける障害復旧方法。
IPC (4件):
H04L 12/28 ,  H04L 12/24 ,  H04L 12/26 ,  H04Q 3/00
FI (4件):
H04L 11/20 D ,  H04Q 3/00 ,  H04L 11/08 ,  H04L 11/20 C

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