特許
J-GLOBAL ID:200903023982467360
油状有機塩素化合物の連続分解法およびその装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-153479
公開番号(公開出願番号):特開平11-309367
出願日: 1998年04月27日
公開日(公表日): 1999年11月09日
要約:
【要約】【目 的】 油状有機塩素化合物を安定した反応条件で連続的に無害化処理し、熱損失を少なくしてランニングコストを低減できる油状有機塩素化合物の連続分解法およびその装置を提供することを目的とする。【構 成】 油状有機塩素化合物とナトリウムエトキシドとの混合液を1次反応槽(22)で加熱・撹拌してグリース状の1次反応媒体を生成し、高温高圧反応容器(54)と内側反応筒(56)からなる2次反応槽(42)に水熱溶媒を供給して内部を高温高圧に保持し、この中に1次反応媒体と分解促進剤を噴出して気化させ、水熱溶媒、1次反応媒体および分解促進剤を接触反応させることにより塩化ナトリウムと2次反応媒体とを分離し、塩化ナトリウムをロータリ・スクレーパで掻き取って排出手段(66、68)により排出し、2次反応媒体は凝縮器(96)で冷却して分離槽(100)で分解油とアルカリ溶液とに分離する。【効 果】 油状有機塩素化合物を効率的に無害化処理し、熱損失を少くしてエネルギー消費およびランニングコストを低減し、保守・点検の負担を軽減する。
請求項(抜粋):
油状有機塩素化合物とナトリウムエトキシドを1次反応槽で加熱混合してグリース状の1次反応媒体を生成する工程と、2次反応槽にタンニンおよび木酢液から選ばれた少くとも1つの分解促進剤を圧入する工程と、2次反応槽に高温高圧の水熱溶媒を圧入する工程と、2次反応槽に1次反応媒体を圧入して気化させる工程と、2次反応槽内で1次反応媒体と水熱溶媒を撹拌混合して接触反応させることによりガス状の2次反応媒体と塩化ナトリウムとを分離する工程と、塩化ナトリウムを2次反応槽から排出する工程と、2次反応槽から2次反応媒体を取り出して冷却することにより分解油と分解促進剤および水酸化ナトリウム溶液の混合液を分離する工程とからなる油状有機塩素化合物の連続分解法。
IPC (3件):
B01J 19/00
, A62D 3/00 ZAB
, C07C 15/18
FI (3件):
B01J 19/00 Z
, A62D 3/00 ZAB
, C07C 15/18
前のページに戻る