特許
J-GLOBAL ID:200903023996175630

ノルボルナン環状カーボナート及び重合物

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-092699
公開番号(公開出願番号):特開平9-278874
出願日: 1996年04月15日
公開日(公表日): 1997年10月28日
要約:
【要約】【課題】 環状カーボナートの一つであるノルボルネン環状カーボナートは、他の環状カーボナートに比べ、重合時の体積膨張は、大きい。また、ノルボルネン環状カーボナートは、末端生長種のポリマー鎖上への攻撃反応といった副反応が起きにくく、高分子量のポリマーが容易に得られる。さらに、ノルボルネンの骨格より他の環状カーボナートに対して比較的高い耐熱性を示し興味ある化合物として注目されている。しかしながら、ノルボルンネン環状カーボナートは、150〜300°Cの加熱によりretro Diels-Alder反応を起こし、シクロペンタジエンとエキソメチレンを有する環状カーボナートに分解する。この分解は、重合物においても同様に起こり、150°C以上の高温で用いられる材料に関しては支障が生じ、耐熱性が要求される材料へ適用されていなかった。【解決手段】 ノルボルネン環状カーボナートのretro Diels-Alder反応を抑制するため、ノルボルネン骨格を水添化し、耐熱性を向上させた新規ノルボルナン環状カーボナートおよび重合物。
請求項(抜粋):
化学式(1)で示されるノルボルナン環状カーボナート及び化学式(2)で示される繰り返し単位を有する重合物。【化1】【化2】
IPC (2件):
C08G 64/02 NPT ,  C07D319/08
FI (2件):
C08G 64/02 NPT ,  C07D319/08
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特公昭42-003396
  • 特公昭42-003396

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