特許
J-GLOBAL ID:200903024016102492

油圧ショベルの走行装置用制御回路

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-067712
公開番号(公開出願番号):特開平7-246961
出願日: 1994年03月10日
公開日(公表日): 1995年09月26日
要約:
【要約】【目的】 油圧ショベルでは乗越え走行性を良くするために、走行を行うときには油圧シリンダを縮小作動させて遊動輪及び駆動輪を上方へ変位させるようにしている。しかし上記油圧ショベルをかなり高速で前進又は後進させているときに急停止すると、その慣性により車体が前側又は後側に傾きそうになるので、走行停止時の車体が不安定で、運転感覚が悪かった。これを解決する。【構成】 本発明の走行装置用制御回路では、走行用パイロット弁と走行モータ制御用パイロット切換弁とを連通するパイロット管路に、絞り部油路付電磁切換弁または電磁比例減圧弁を介設し、また走行用パイロット弁から導出されるパイロット二次圧を検出する手段を設け、また油圧シリンダに伸縮状態検出手段を設け、またコントローラに所要のパイロット二次圧値を設定する上限圧,下限圧設定器と、走行停止操作時間設定器を設けて構成した。
請求項(抜粋):
走行体の左右のクローラフレームに遊動輪と駆動輪とを支持させ、上記両輪に無端状のクローラを掛け渡し、走行時と掘削作業時に、遊動輪及び駆動輪の上下方向の位置を油圧シリンダ操作によって変化させる手段をそなえている油圧ショベルにおいて、クローラフレームを中央部フレームと、遊動輪をそなえた前部フレームと、駆動輪をそなえた後部フレームに分割し、上記前部及び後部フレームをそれぞれ中央部フレームの前部と後部に上下回動自在にピン結合し、上記前部フレームと後部フレームのそれぞれ一端部を油圧シリンダを介して連結せしめ、その油圧シリンダを伸縮操作できるようにし、また走行レバー操作時にパイロット圧油圧源からのパイロット一次圧を導入してパイロット二次圧を導出する走行用パイロット弁と、そのパイロット二次圧を作用せしめる走行モータ制御用パイロット切換弁とを連通するパイロット管路に、開通油路位置と絞り部付油路位置をそなえた電磁切換弁を介設し、その電磁切換弁に対してコントローラから指令信号を出力するようにし、また走行用パイロット弁から導出されるパイロット二次圧を検出する手段を設け、その圧力検出手段からの信号をコントローラに入力するようにし、また上記油圧シリンダにその伸縮状態を検出する手段を設け、その伸縮状態検出手段からの信号をコントローラに入力するようにし、またパイロット二次圧の所要上限圧,所要下限圧をそれぞれ予め設定する上限圧設定器,下限圧設定器と、上記所要上限圧以上のパイロット二次圧が所要下限圧以下に低下するまでの走行停止操作時間を予め設定する走行停止操作時間設定器をコントローラに設け、走行操作をしている走行レバーを中立位置方向に戻すとき、油圧シリンダの伸縮状態検出手段からの縮小状態信号と、設定上限圧以上のパイロット二次圧が設定走行停止操作時間内に設定下限圧以下に低下した信号をコントローラにて判断することによって、コントローラから上記電磁切換弁に対して絞り部付油路位置切換指令信号を出力するようにしたことを特徴とする油圧ショベルの走行装置用制御回路。
IPC (3件):
B62D 55/10 ,  B62D 55/116 ,  E02F 9/22

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