特許
J-GLOBAL ID:200903024048975153
電力変換装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
佐藤 一雄 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-167368
公開番号(公開出願番号):特開平10-014256
出願日: 1996年06月27日
公開日(公表日): 1998年01月16日
要約:
【要約】【課題】 交流系統の電圧波形に歪みが生じた場合等にβ進め制御を行ったとしても、このβ進め制御に起因する変換器の不必要なトリップを極力少なくすること。【解決手段】 時刻t1でβ進め指令が入力されたとすると、オア回路312から「1」信号つまりリセット信号が一次遅れ回路314に入力され、一次遅れ回路314の出力はゼロとなる。したがって、β進め角は120°にダウンする。時刻t1から時間T1が経過して時刻t2になると、オンディレイ回路316は、リセット解除信号S1及び出力制限信号S2を一次遅れ回路314に出力する。これにより一次遅れ回路314は動作を開始しβ進め角は135°まで上昇する。そして、時刻t3でβ進め指令の入力が遮断されβ進め制御が解除されると、一次遅れ回路314は通常に動作を開始し、β進め角は時定数Tでもって160°まで復帰する。
請求項(抜粋):
交流系統にそれぞれ接続された逆変換器及び順変換器の各直流側が直流電線路により接続され、前記逆変換器及び順変換器に対して所定の制御を行う定電圧制御回路、定余裕角制御回路、定電流制御回路、及びβ進め制御回路を有し、これら制御回路のうち適切なものを選択し、その制御信号に基いて前記逆変換器及び順変換器の位相制御を行うものであって、前記β進め制御回路は、β進め指令を入力した場合に、前記逆変換器に対する位相制御角αの値を所定の値まで低減させ、β進め指令が解除された後は所定の時定数に基き位相制御角αの値が元の値に復帰するようにβ進め制御を行う、電力変換装置において、前記β進め制御回路は、前記β進め指令を入力した時点から前記逆変換器内のスナバ回路用抵抗器についての熱的許容時間以内の所定の時間の間だけ前記位相制御角αの値を所定の値まで低減させると共に、この所定の時間が経過する時点から前記β進め指令が解除される時点までの間は、前記位相制御角αの値を所定の制限値を上限として前記所定の時定数に基き増加させるものである、ことを特徴とする電力変換装置。
IPC (2件):
FI (3件):
H02M 7/515 F
, H02M 7/515 H
, H02M 7/155 C
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