特許
J-GLOBAL ID:200903024065267995
改質ポリエステルの製造方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
大島 正孝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-166702
公開番号(公開出願番号):特開平7-025991
出願日: 1993年07月06日
公開日(公表日): 1995年01月27日
要約:
【要約】【構成】 エチレンテレフタレート単位を主たる繰返し単位とし且つ極限粘度[η]が0.3以下のプレポリエステルに特定割合量の単官能性のスルホン酸塩を添加しスクリュー型2軸反応機中で重合し、特定の重合度に到達して後、イミノエーテル化合物を添加して、同じ2軸反応機中で重合することによる改質ポリエステルの製造方法。【効果】 色調に優れ、カチオン染料に対して鮮明で濃色に染色することができ、耐アルカリ性に優れた比較的重合度の高い改質ポリエステルが得られる。
請求項(抜粋):
エチレンテレフタレート単位を主たる繰返し単位とするポリエステルを製造するに際し、極限粘度[η]が0.3以下のプレポリエステルに、下記一般式(I)【化1】(式中、Aはエステル形成官能基を示し、Zは(n+1)価の芳香族炭化水素基または脂肪族炭化水素基、Yは基-SO3PR1R2R3R4または基-SO3Mを示す。ここでR1R2R3およびR4は同一もしくは異なり、アルキル基またはアリール基を示し、Mは金属を示し、nは1〜5の整数を示す。)で表わされるスルホン酸塩の少なくとも1種を、前記プレポリエステル中のエチレンテレフタレート単位1モル当り、0.1〜10モル%添加し、スクリュー型2軸反応機を用いて重合せしめ、極限極限[η]が少なくとも0.5に到達して後、下記一般式(II)【化2】(式中、mは0又は1を示し、Rは2価の炭素水素基を示す。ただしmが0のときRは直接結合を示す。Zは直接結合または基【化3】を示し、ここで、Ra、Rb、Rc、Rd、ReおよびRfは同一もしくは異なり、水素原子、メチル、エチル、プロピル、フェニル、トリル又はベンジルを示す。)で表わされるイミノエーテル化合物を、ポリエステルに対して少なくとも0.05重量%添加し、さらにスクリュー型2軸反応機中で重合せしめることを特徴とする改質ポリエステルの製造方法。
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