特許
J-GLOBAL ID:200903024066902740

赤外線受光方式による火災検知方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊東 忠彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-121328
公開番号(公開出願番号):特開平8-315269
出願日: 1995年05月19日
公開日(公表日): 1996年11月29日
要約:
【要約】【目的】 赤外線を受光してその検出信号により火災を検知する方法において、火災以外の赤外せん受光したときに誤って警報を出力することを防止し、火災のみを検知できるようにする。【構成】 赤外線受光素子からの検知信号をもとに受光強度のヒストグラムを作成しそのヒストグラムに類似した頻度が最大、最小となる点を頂点とする三角形を作成して頻度が最大となる頂点の角度を第1のパラメータとする。また、予め設定した所定の周波数区間での減衰値を第2のパラメータとして、第1、第2のパラメータ空間において、複数の所定の検知時間帯での検知結果を頻度として求める。その頻度の分布より炎の性質を判別してそれにより火災か否かを判別する。
請求項(抜粋):
赤外線を受信すると受光強度に対応した検知信号を出力する赤外線受光素子からの検知信号に基づいて火災を検知する赤外線受光方式による火災検知方法あって、任意の検知時間帯T11 を設定する第1のステップと、受光素子から出力される検知信号を所定の時間間隔T2で抽出する第2のステップと、抽出された検知信号をもとに、前記検知時間帯T11 における赤外線受光強度のヒストグラムを横軸を受光強度、縦軸を検出頻度として作成する第3のステップと、該ヒストグラムについて、ヒストグラムの頂点を三角形の1つの頂点Cとし、頻度が零となる受光強度が最小の点を頂点A、受光強度が最大の点を頂点Bとしてヒストグラムに近似した三角形を作成し、頂点Cを通り、線分ABに対して垂直な垂線を引き、垂線と線分ABとの交点を点Dとして、このときの∠ACDと∠BCDのどちらか大きい方の角度を第1のパラメータφとする第4のステップと、検知信号より得られるスペクトルデータにおいて、予め設定した所定の周波数区間の平均減衰値を求めて第2のパラメータNとする第5のステップと、第1のパラメータφと第2のパラメータN及び頻度で示される座標空間に角度φ及び減衰値Nの該当する位置に頻度1を加える第6のステップと、検知時間帯T11 より所定時間後に前記検知時間帯T11 と同じ長さの時間帯を新しい検知時間帯T12 として前記第2のステップから第6のステップの作業を所定回数繰り返す第7のステップと、前記作業を所定回数繰り返した後、φ-N空間の頻度の検知結果から重心を求め、この重心の位置が予め設定した領域内にあるか否かを判断する第8のステップと、からなる赤外線受光方式による火災検知方法。
IPC (3件):
G08B 17/00 ,  G01J 1/02 ,  G08B 17/12
FI (3件):
G08B 17/00 C ,  G01J 1/02 J ,  G08B 17/12 A

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