特許
J-GLOBAL ID:200903024077029755

密封装置および転がり軸受

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岡田 和秀
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-390306
公開番号(公開出願番号):特開2002-188651
出願日: 2000年12月22日
公開日(公表日): 2002年07月05日
要約:
【要約】【課題】密封装置において、外部圧力が高くなるような条件での使用に対して密封性を確保したうえで耐久性を高めること。【解決手段】アキシャルリップ4を柔軟にして内輪11の環状段部13における側壁面13aに対して面で接触させることにより、上記側壁面13aに対するアキシャルリップ4の接触領域での単位面積当たりの面圧を小さく保って回転トルクを軽減させるとともに、密封性を高める形態にしたうえで、外輪12に対する環状芯金2の支持剛性を高めることにより、外圧を受けても環状芯金2の姿勢を適正に保つようにして、上記アキシャルリップ4の好ましい接触状態をほぼ不変に保つようにしている。これにより、密封性ならびに耐摩耗性に優れていて、耐圧性が高い構造となる。
請求項(抜粋):
転がり軸受に備える外輪の内径肩部に拡径形成される環状段部に対して取り付けられて、転がり軸受に備える内輪の外径肩部に縮径形成される環状段部との間で密封部を作る密封装置であって、環状芯金の外周および内周に弾性体を被着した構造とされ、前記環状芯金の外周が弾性体を介して前記外輪の環状段部に対して圧入嵌合されるとともに、その状態で環状芯金の外径領域が前記外輪の環状段部においてほぼ径方向に沿う側壁面に対して面で当接される一方で、内径領域が前記内輪の環状段部においてほぼ径方向に沿う側壁面に対してほぼ平行に非接触状態で対向され、前記環状芯金の内周に被着される弾性体が、前記環状芯金の内側面における内径側領域から軸受内方へ向けて径方向斜め内向きに突出しかつ径方向内向きに撓んだ状態で前記内輪の環状段部における側壁面に対して面で接触させられるアキシャルリップと、前記環状芯金の内周縁から径方向内向きに突出しかつ前記内輪の環状段部における周面に対して微小隙間を介して対向させられるラジアルリップとを含み、前記アキシャルリップとラジアルリップとの間にアキシャルリップの前記撓みを許容する凹みが設けられている、ことを特徴とする密封装置。
Fターム (3件):
3J016AA02 ,  3J016BB03 ,  3J016CA01
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 転がり軸受の密封装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平9-187679   出願人:光洋精工株式会社
  • 転がり軸受用密封装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平9-163507   出願人:日本精工株式会社
  • 特開昭63-130921
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