特許
J-GLOBAL ID:200903024109517960

一方向クラッチ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 鎌田 文二 ,  鳥居 和久 ,  田川 孝由 ,  東尾 正博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-284672
公開番号(公開出願番号):特開2008-101692
出願日: 2006年10月19日
公開日(公表日): 2008年05月01日
要約:
【課題】トルク伝達時における係合子のすべりを防止する。【解決手段】外輪1の内周面1a及び前記内輪2の外周面2aとの間に複数のスプラグ3と、各スプラグ3を保持する保持器4および各スプラグ3を係合方向へ付勢する弾性部材5を備え、前記外輪1と内輪2との間に充填されたグリースによって各スプラグ3と外輪1及び内輪2との接触部を潤滑するようにした一方向クラッチにおいて、前記スプラグ3の内径側カム面3d及び外径側カム面3uに、それぞれ隣り合う空転側カム面3u’,3d’から係合側カム面3u”,3d”の全域に亘って周方向に伸びる複数の溝10を形成した。溝10を形成したことにより、トルク伝達時にスプラグ3と外輪1の内周面1a、内輪2の外周面2aとの接触面積が、溝10を形成しない場合と比較して減少し、その接触部における面圧が増大する。このため、スプラグ3のスタンバイ時のみならず、トルク伝達時においても確実な油膜排除が可能となる。【選択図】図3
請求項(抜粋):
同軸上に配置され相対的に軸周り回転可能な外輪1及び内輪2と、前記外輪1と内輪2との間に周方向に沿って配置され、前記外輪1と内輪2とが一方向に相対回転すると前記外輪1の内周面1a及び前記内輪2の外周面2aに係合して両輪1,2を結合し他方向に相対回転すると前記係合が解除される複数のスプラグ3と、前記各スプラグ3を周方向に沿って保持する保持器4と、前記各スプラグ3を外輪1の内周面1aおよび内輪2の外周面2aに係合する方向に付勢する弾性部材5とから成り、前記外輪1と内輪2との間に充填されたグリースによって前記各スプラグ3と外輪1及び内輪2との接触部を潤滑するようにした一方向クラッチにおいて、 前記スプラグ3に、隣り合う空転側カム面から係合側カム面の全域に亘って周方向に伸びる複数の溝10を形成したことを特徴とする一方向クラッチ。
IPC (3件):
F16D 41/07 ,  F16D 41/06 ,  F16H 55/36
FI (3件):
F16D41/07 A ,  F16D41/06 Z ,  F16H55/36 Z
Fターム (3件):
3J031BA19 ,  3J031BC02 ,  3J031CA03
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 2方向クラッチ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-236846   出願人:エヌティエヌ株式会社, 愛知機械工業株式会社

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