特許
J-GLOBAL ID:200903024122445099

高分解能周波数分析装置を用いたドップラ補償装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-113538
公開番号(公開出願番号):特開平7-294566
出願日: 1994年04月28日
公開日(公表日): 1995年11月10日
要約:
【要約】【目的】 周波数分解能が高く、スペクトルの振幅及び位相を精度よく検出することができる高分解能周波数分析装置を用いて、ドップラーシフトを補償し、高品質な復調や測定を行う、ドップラ補償装置を提供する。【構成】 入力データ列に所定の窓関数を乗算し、この窓関数重み付け手段によって重み付け切り出された上記入力データ列の一部をフーリエ変換し、その時刻における線スペクトル周波数、振幅、位相を推定するスペクトル補間手段107を設ける。そして、加算手段からの周波数データを一定の回帰演算する回帰演算部13を設ける。そして、上記回帰演算部からのデータを一定の積分演算する積分演算部14を設ける。そして、上記加算手段113からの振幅データと、上記減算器15からのドップラーシフト補償された周波数データと、上記減算器16からのドップラシフト補償された位相データとを出力する出力部17を設けて構成する。
請求項(抜粋):
A.ドップラーシフトを伴うアナログ入力信号を順次デジタルデータ列に変換するAD変換器(2)と、当該AD変換器によって変換された入力データ列を順次記憶するメモリ(12)と、B.当該メモリに記憶された入力データ列の一部に所定の窓関数を乗算し、重み付け切り出しを行なう窓関数重み付け手段(103)と、この窓関数重み付け手段によって重み付け、短い時間変化分だけ切り出された上記入力データ列をフーリエ変換し、周波数領域データに変換する高速フーリエ変換手段(104)と、C.当該高速フーリエ変換手段によって得られる各周波数スペクトルが短い時間内で線スペクトルか連続に広がったスペクトルであるかを判定し、線スペクトルと判定したとき補間可と判定する補間判定手段(105)と、D.当該補間判定手段が補間可と判定したときそのスペクトルの真の周波数、振幅、位相各絶対値を推定するスペクトル補間手段(107)と、E.当該スペクトル補間手段で補間した周波数領域データを累積する累積手段(112)と、F.当該累積手段に累積した周波数領域データを当該高速フーリエ変換手段(104)の変換出力にベクトル加算しその加算結果を出力する加算手段(113)と、G.当該加算手段からの周波数データと、当該スペクトル補完判定手段(105)出力とにより、一定の回帰演算する回帰演算部(13)と、H.当該回帰演算部の出力データを当該加算手段(113)からの周波数データから減算する、減算器(15)と、I.当該回帰演算部からのデータを一定の積分演算する積分演算部(14)と、J.当該積分演算部の出力データを当該加算手段(113)からの位相データから減算する減算器(16)と、K.当該加算手段(113)からの振幅データと、当該減算器(15)からのドップラーシフト補償された周波数データと、当該減算器(16)からのドップラシフト補償された位相データとを出力する出力部(17)と、を具備したことを特徴とする、高分解能周波数分析装置を用いたドップラ補償装置。
IPC (2件):
G01R 23/16 ,  H04B 7/15

前のページに戻る