特許
J-GLOBAL ID:200903024131406616

レトルト殺菌時の耐孔食性、及び開缶性に優れた缶蓋用アルミニウム合金薄板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 尚
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-339766
公開番号(公開出願番号):特開平6-158245
出願日: 1992年11月26日
公開日(公表日): 1994年06月07日
要約:
【要約】【目的】 焼付塗装して使用されるアルミニウム合金薄板として、缶エンド材として要求される強度、成形性を具備すると共に、レトルト殺菌時にも優れた耐孔食性を有し、更に開缶性に優れた缶蓋用アルミニウム合金薄板の製造方法を提供する。【構成】 Cu:0.3〜0.6%、Mn:0.8〜1.5%、Cr:0.05〜0.35%、Mg:0.2〜2.0%を含有し、残部がAl及び不可避的不純物からなるアルミニウム合金を溶解、鋳造後、500〜600°Cの温度で均熱処理を行い、熱間圧延の終了温度が350°C以下となるように熱間圧延を行った後、中間焼鈍を含む冷間圧延を行うに際し、中間焼鈍として、400〜600°Cの温度に100°C/分以上の加熱速度で加熱し、加熱後直ちに又は10分以内保持した後、100°C/時間以上の冷却速度で200°C以下の温度まで冷却して、平均結晶粒径を50μm以下とすると共に焼付硬化に寄与する成分を固溶状態に保ち、更に加工率30%以上の冷間圧延を行うことを特徴としている。TFS等を缶胴として使用する場合に極めて有効である。
請求項(抜粋):
重量%で(以下、同じ)、Cu:0.3〜0.6%、Mn:0.8〜1.5%、Cr:0.05〜0.35%、Mg:0.2〜2.0%を含有し、残部がAl及び不可避的不純物からなるアルミニウム合金を溶解、鋳造後、500〜600°Cの温度で均熱処理を行い、熱間圧延の終了温度が350°C以下となるように熱間圧延を行った後、中間焼鈍を含む冷間圧延を行うに際し、中間焼鈍として、400〜600°Cの温度に100°C/分以上の加熱速度で加熱し、加熱後直ちに又は10分以内保持した後、100°C/時間以上の冷却速度で200°C以下の温度まで冷却して、平均結晶粒径を50μm以下とすると共に焼付硬化に寄与する成分を固溶状態に保ち、更に加工率30%以上の冷間圧延を行うことを特徴とするレトルト殺菌時の耐孔食性、及び開缶性に優れた缶蓋用アルミニウム合金薄板の製造方法。
IPC (2件):
C22F 1/04 ,  C22C 21/06

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