特許
J-GLOBAL ID:200903024234967306

内燃機関のバルブタイミング制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 富士弥 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-024080
公開番号(公開出願番号):特開2002-227618
出願日: 2001年01月31日
公開日(公表日): 2002年08月14日
要約:
【要約】【課題】 供給油圧が低い場合であっても、機関弁からの反力に起因する装置内部のバタつきを確実に防止できるようにし、静粛性及び作動応答性を高める。【解決手段】 ハウジング5とロータ10の間に偏心回転歯車8を設ける。ハウジング5に第1の内歯4を設け、この第1の内歯4に噛合しこの内歯4よりも一つ分歯数の少ない第1の外歯6を歯車8に設ける。歯車8に第2の外歯7を設け、この第2の外歯7に噛合しこの外歯7よりも一つ分歯数の多い第2の内歯9をロータ10に設ける。前記各歯の歯面をトロコイド曲線を成す形状に形成する。第1の内歯4と第1の外歯6の間に形成される複数の作動室11に適宜油圧を給排することで、ハウジング5とロータ10を相対回動させる。歯車8の両外歯6,7は常時同側に偏心するため、機関弁からの反力の入力時には第1の内歯4と第1の外歯6の噛合いによってハウジング5とロータ10の相対回動が阻止される。
請求項(抜粋):
内燃機関のクランクシャフトによって駆動される駆動力伝達部材と、外周に機関弁を作動させるための駆動カムを有する一方で前記駆動力伝達部材が必要に応じて相対回転できるように組み付けられ、前記駆動力伝達部材から動力を伝達されて従動回転するカムシャフトと、内周部に創成曲線から成る第1の内歯を有し、前記駆動力伝達部材とカムシャフトのいずれか一方と一体化されて回転するハウジングと、外周部に前記第1の内歯よりも一つ分歯数が少なく形成され同内歯に噛み合う創成曲線から成る第1の外歯を有する一方、この第1の外歯に対して軸方向に離間した部位の外周に創成曲線から成る第2の外歯を有し、前記第1の外歯を第1の内歯に噛合させつつ偏心回転可能に前記ハウジング内に収容された偏心回転歯車と、前記駆動力伝達部材とカムシャフトの他方に一体回転可能に取り付けられ、内周部に前記第2の外歯よりも一つ分歯数が多く形成され同外歯に噛み合う創成曲線から成る第2の内歯を有すると共に、この第2の外歯と第2の内歯の噛み合いによって偏心回転歯車の偏心回転を許容するロータと、前記第1の内歯と第1の外歯の間に、ハウジングに対する偏心回転歯車の偏心回転に伴なって容積が漸次増減変化するように形成される複数の作動室と、前記偏心回転歯車の第1の外歯上の最外径位置での第1の内歯の内接点を起点として、円周方向片側に配列された略半分の作動室群から成る第1の作動領域と、残余の略半分の作動室群から成る第2の作動領域とに油圧を給排する油圧分配手段と、を備えたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
Fターム (17件):
3G018AB02 ,  3G018AB16 ,  3G018BA09 ,  3G018CA08 ,  3G018CA20 ,  3G018DA11 ,  3G018DA28 ,  3G018DA29 ,  3G018DA49 ,  3G018DA65 ,  3G018DA70 ,  3G018DA74 ,  3G018DA75 ,  3G018FA01 ,  3G018FA07 ,  3G018GA03 ,  3G018GA32

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