耐孔食性に優れたシャフト用ニ相ステンレス鋼

発明者： ,
出願人/特許権者：
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2001-147874
公開番号（公開出願番号）：特開2002-339042
出願日： 2001年05月17日
公開日（公表日）： 2002年11月27日
要約：

【要約】【課題】高強度、高靭性及び高耐孔食性の特性を同時に満たすシャフト用ニ相ステンレス鋼を提供する。【解決手段】質量%にて、C:0.080%以下、Si:0.10%以上1.50%未満、Mn:2.0%以下、P:0.03%以下、S:0.01%以下、Ni:4.0〜10.0%、Cr:22.0〜30.0%、Mo:1.0〜3.0%、W:1.5%以下(0を含む)、Mo+0.5×Wで1.0〜3.0%、Cu:1.0%を超えて3.5%以下、N:0.30%以下、B:0.0005〜0.01%、残部が実質的にFeからなり、C値が2.00〜2.60、D値が36.0以上、室温の0.2%耐力が650MPa以上の耐孔食性に優れたシャフト用二相ステンレス鋼。

請求項（抜粋）：

鍛造されてなるシャフト用ニ相ステンレス鋼において、該シャフト用ニ相ステンレス鋼は、質量%にて、C:0.080%以下、Si:0.10%以上1.50%未満、Mn:2.0%以下、P:0.03%以下、S:0.01%以下、Ni:4.0〜10.0%、Cr:22.0〜30.0%、Mo:1.0〜3.0%、W:1.5%以下(0を含む)、Mo+0.5×Wで1.0〜3.0%、Cu:1.0%を超えて3.5%以下、N:0.30%以下、B:0.0005〜0.01%、残部が実質的にFeからなり、(1)式で示されるC値が2.00〜2.60、(2)式で示されるD値が36.0以上であり、かつ、室温の0.2%耐力が650MPa以上であることを特徴とする耐孔食性に優れたシャフト用ニ相ステンレス鋼。 C値=B/A...(1) ここで、 A=(%Ni)+0.5×(%Mn)+0.3×(%Cu)+30×(%C)+25×(%N) B=(%Cr)+2×(%Si)+1.5×(%Mo)+0.75×(%W) (ただし、無添加の元素はゼロとして計算) D値=(%Cr)+3.3×(%Mo)+1.65×(%W)+(%Cu)+30×(%N)...(2)

IPC (2件)：

C22C 38/00 302 , C22C 38/58

FI (2件)：

C22C 38/00 302 H , C22C 38/58

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