特許
J-GLOBAL ID:200903024303996097

燃料電池

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-033307
公開番号(公開出願番号):特開平10-214634
出願日: 1997年01月30日
公開日(公表日): 1998年08月11日
要約:
【要約】【課題】 燃料電池は単セル1枚あたりの起電力が小さく、単セルを複数枚積層して積層セル体を構成し、所定の起電力を得るが、単セル間の接触抵抗を低減するために、単セル間に面圧を加える必要がある。従来から、単セルへの面圧の付与には、積層セル体の両端に端板を設け、締め付けるもの、チューブ状の加圧層を設ける方法、あるいはスタック容器内に収容した積層セル体を押圧板により押圧する方法などがあるが、締め付けに不均一が生じたり、部品点数が増大する、あるいは組立工程が煩雑になるなどの問題があった。【解決手段】 単セルが複数個積層された積層セル体をスタック容器に収容し、底部に押圧部、側面部にネジ部を有する蓋体を、蓋体のネジ部と対のネジ部を有するスタック容器にネジのごとく締め込むことにより、その押圧部で積層セル体の上面を押圧して単セル間に面圧を加える。蓋体の締め込み量を調整することにより単セル間に加わる面圧を調整する。また、スタック容器と蓋体との間にシール材を設け、流体の通過を遮断する。
請求項(抜粋):
電解質体の片側に正極、その反対側に負極を配した構造体をセパレータで狭持してなる単セルを複数個積層した積層セル体と、この積層セル体を収容するスタック容器と、このスタック容器の蓋体とから構成される燃料電池であって、前記蓋体は底部に押圧部、側面部にネジ部を有し、前記スタック容器は前記蓋体の側面部のネジ部と対のネジ部を有し、前記スタック容器の底部と前記蓋体の押圧部との間に前記積層セル体を配したことを特徴とする燃料電池。

前のページに戻る