特許
J-GLOBAL ID:200903024343502100

波長板およびそれを用いた光ピックアップ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 横沢 志郎 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-273202
公開番号(公開出願番号):特開平10-124906
出願日: 1996年10月16日
公開日(公表日): 1998年05月15日
要約:
【要約】【課題】 光検出器による戻り光の受光量の変動を抑制するとともに、受光量を一定のレベルに維持することによりジッター特性に優れた光ピックアップ装置に適した波長板を提案すること。【解決手段】 波長板1において、基板2の光通過面201に第1、第2の位相差領域AおよびBが所定のパターンに形成されている。第1の位相差領域Aでは、結晶光軸の方向Haが入射光の光の偏光方位Hoとなす角度がπ/3となるように設定されている。これに対して、第2の位相差領域Bでは、結晶光軸の方向Hbが入射光の光の偏光方位Hoと平行となるように設定されている。このため、波長板1を光ピックアップ装置に用いた場合には、第1、第2の位相差領域AおよびBの結晶光軸の方向を調整することにより、光検出器による戻り光の受光量を一定に保持でき、あるいは、その受光量の変動幅を少なくできる。したがって、波長板1を用いれば、光記録媒体の複屈折性による影響を受けないジッター特性に優れた光ピックアップ装置を実現できる。
請求項(抜粋):
光源からの出射光と光記録媒体からの戻り光を分離するために用いる光ピックアップ装置用の波長板であって、基板と、この基板の光通過面に形成され、当該光通過面を通る光に偏光状態の変化を与える少なくとも第1および第2の位相差領域とを備え、これら第1および第2の位相差領域の結晶光軸の方向が異なっていることを特徴とする波長板。

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