特許
J-GLOBAL ID:200903024380816700

面内異方性の小さい高r値熱延鋼板の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 今井 毅
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-034469
公開番号(公開出願番号):特開平5-202424
出願日: 1992年01月25日
公開日(公表日): 1993年08月10日
要約:
【要約】【目的】 優れた加工性を示す面内異方性の小さい高r値熱延鋼板を工業規模で安定製造し得る手段を確立する。【構成】 C≦0.08%,Si≦ 0.3%,Mn:0.01〜 0.4%,S≦0.02%,sol.Al:0.01〜0.08%,N≦0.01%を含有するか 或いは更に所定量のB,Ti,Nb,Zr及びVの1種以上を「〔C当量〕-〔Ti当量/4〕≦0.0020」を満たす割合で含む熱鋼片を、少なくとも a) 1200■900°Cの温度域で最終パス圧下率が30%以上の圧延を行う, b) 1200■900°Cの温度域で1■60分保持する, c) Ar3点を下回る温度域で合計圧下率30%以上の圧延を行う, d) Ac3点〜〔Ac3点+200 °C〕の温度域にまで昇温しα→γの逆変態を生じさせる, e) γ相温度域から冷却し〔Ar3点-150 °C〕〜 450°Cの温度域にて合計圧下率が70〜90%の圧延を行う, f) 再結晶処理を行う,なる処理を含む工程で順次処理する。
請求項(抜粋):
重量割合にてC:0.08%以下, Si: 0.3%以下, Mn:0.01〜 0.4%S:0.02%以下, sol.Al:0.01〜0.08%, N:0.01%以下を含み、残部がFe及び不可避的不純物から成る熱鋼片を、少なくとも下記a)〜f)の処理を含む工程で順次加工・熱処理することを特徴とする、面内異方性の小さい高r値熱延鋼板の製造方法。a) 1200〜900°Cの温度域で最終パス圧下率が30%以上の圧延を行う,b) 1200〜900°Cの温度域で1〜60分保持する,c) Ar3点を下回る温度域で合計圧下率30%以上の圧延を行う,d) Ac3点〜〔Ac3点+200°C〕の温度域にまで昇温し、フェライトからオ-ステナイトへの逆変態を生じさせる,e) 該オ-ステナイト相温度域から冷却し、〔Ar3点-150°C〕〜450°Cの温度域にて合計圧下率が70〜97%の圧延を行う,f) 再結晶処理を行う。
IPC (4件):
C21D 9/48 ,  C21D 8/04 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/06

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