特許
J-GLOBAL ID:200903024393015774

油圧駆動装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 弘 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-191976
公開番号(公開出願番号):特開平10-042587
出願日: 1996年07月22日
公開日(公表日): 1998年02月13日
要約:
【要約】【課題】従来と同じ能力のエンジンを用いつつ油圧ポンプの吸収トルクの増大を図り、併せて、低騒音化及びエンジンや油圧ポンプの各運転の効率化,最適化を図る。【解決手段】 エンジン(1)で油圧ポンプ(2)を駆動し、油圧ポンプからの圧油で各作業アクチュエータ(3,4)を駆動させる。発電機を兼ねる電動機(8)を油圧ポンプに付設し、コントローラ(9)の切換制御部(92)の切換制御により電動機に発電作動とアシスト作動とを行なわせる。回転数補正制御部(91)の第1の回転数補正制御で必要吸収トルクが最大アシストトルクを越えるときにはエンジンの回転数を増大制御してアシストトルクで等値の吸収馬力を発揮させる。第2の回転数補正制御で蓄電手段(10)の蓄電量が不足と蓄電量検出手段(101)により検出されると、エンジン回転数を増大制御してアシスト作動域から発電作動域に変更する。第3の回転数補正制御で蓄電手段が飽和状態と検出されると、エンジン回転数を低減制御して、充電量を減らすもしくはアシスト作動で電気エネルギーを消費する。
請求項(抜粋):
エンジン(1)と、このエンジン(1)により駆動される油圧ポンプ(2)とを備え、この油圧ポンプ(2)から吐出される圧油により作動部(3,4)の駆動を行う油圧駆動装置において、上記油圧ポンプ(2)との間でトルク伝達を可逆的に行う電動機(8)と、この電動機(8)との間で電気エネルギーの受け渡しを行う蓄電手段(10)と、上記作動部(3,4)を駆動する上で必要となる油圧ポンプ(2)での必要吸収トルクを検出する吸収トルク検出手段(11)と、この吸収トルク検出手段(11)により検出された必要吸収トルク検出値がエンジン(1)の回転数との関係で予め定められたエンジン(1)の出力トルク設定値よりも低トルク側であるとき上記電動機(8)を上記油圧ポンプ(2)から伝達される余剰トルクにより発電作動させて発電した電気エネルギーを上記蓄電手段(10)に蓄えさせる一方、上記必要吸収トルク検出値が上記出力トルク設定値よりも高トルク側であるとき上記電動機(8)を上記蓄電手段(10)に蓄電された電気エネルギーにより回転駆動させて上記油圧ポンプ(2)に対しアシストトルクの伝達を行うアシスト作動状態にするよう、電動機(8)の作動を切換制御する切換制御手段(92)と、上記吸収トルク検出手段(11)により検出された必要吸収トルク検出値が上記出力トルク設定値よりも高トルク側であるときに、その必要吸収トルク検出値がエンジン(1)の出力トルクに電動機のアシスト作動による最大アシストトルクを加えたアシスト限界トルク値よりも大きいときは、上記エンジン(1)の回転数を、上記必要吸収トルクに基づく吸収馬力を等値に維持しつつ上記電動機(8)のアシストトルクが最大アシストトルクよりも小さくなるよう高回転数側に変更補正するエンジンの回転数補正制御手段(91)とを備えていることを特徴とする油圧駆動装置。
IPC (3件):
H02P 7/00 ,  E02F 3/43 ,  F02D 29/04
FI (3件):
H02P 7/00 C ,  E02F 3/43 K ,  F02D 29/04 H

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