特許
J-GLOBAL ID:200903024416412873

波形信号処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 河野 登夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-132275
公開番号(公開出願番号):特開平8-327612
出願日: 1995年05月30日
公開日(公表日): 1996年12月13日
要約:
【要約】【目的】 内在欠陥等の目標物からの波形信号の周波数成分が変化した場合でも、ノイズを含んだ反射波の波形信号から、目標物の反射波の波形信号を高いSN比で抽出し、また目標物からの波形信号に含まれる周波数成分を予め測定しなくても最適な分割スペクトル処理結果が得られる波形信号処理方法の提供を目的とする。【構成】 採取した波形信号をFFT処理し(S1)、複数の周波数範囲でそれぞれ行うSSP法の第1の分割処理範囲を選定し(S2)、第1の分割処理範囲でSSP処理(S3〜S5)を行った後、分割処理範囲の平行的な移動又は所定の周波数を中心とした拡大/縮小により分割処理範囲を所定回数移動させ、移動した各分割処理範囲でSSP処理を行い、複数個のSSP処理結果を平均化処理し(S7)、又は複数個のSSP処理結果の絶対値の最大値を求め(S8)、これらを目標物からの反射波の波形信号として出力する。
請求項(抜粋):
波形信号の周波数スペクトルを算出し、該周波数スペクトルの所定範囲に含まれる複数の狭帯域で前記波形信号をフィルタリングし、フィルタリングされた各狭帯域の前記波形信号の周波数スペクトルを時系列信号に展開し、前記複数の狭帯域それぞれの時系列信号の同一時点の振幅のうち、絶対値が最小である振幅を該同一時点の時系列信号の振幅とし、また、前記複数の狭帯域の時系列信号の同一時点の振幅の極性が異なる場合は該同一時点の時系列信号の振幅をゼロとすることにより前記波形信号に含まれるノイズを減ずる分割スペクトル処理を採用した波形信号処理方法において、前記所定範囲を分割スペクトル処理して得られた時系列信号と、該所定範囲と同一の帯域幅の該所定範囲と異なる範囲の周波数帯域を分割スペクトル処理して得られた時系列信号との同一時点における振幅の平均値を波形信号の時系列信号の該同一時点の振幅とすることを特徴とする波形信号処理方法。

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