特許
J-GLOBAL ID:200903024423510201

誘導モータ制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 純之助 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-300701
公開番号(公開出願番号):特開平8-163900
出願日: 1994年12月05日
公開日(公表日): 1996年06月21日
要約:
【要約】【目的】励磁電流を制限するリミッタを設け、励磁電流の上限値を制限した場合でも出力トルクをトルク指令値に一致させる正しいベクトル制御を行なうことの出来る誘導モータ制御装置を提供する。【構成】励磁電流リミッタ部14によって上限値を制限された最終的な励磁電流指令値iφ*から誘導モータに生じる磁束を推定する磁束推定部20を設け、トルク電流指令値iTn*とすべり周波数ωseの演算を、上記磁束推定部20で推定した推定磁束φd*を用いて行なうように構成したことにより、磁束目標値φdn*から演算された励磁電流指令値iφn*が励磁電流リミッタ部14の上限値より大きくなって、上限値に抑えられた場合においても、常にベクトル制御が成立し、トルク指令値と出力トルクを常に一致させるように制御することが出来る。
請求項(抜粋):
トルク指令値と誘導モータの回転速度とに応じて電流指令値を算出し、その電流指令値に対応した多相交流電流で誘導モータを駆動する誘導モータ制御装置において、外部から与えられたトルク指令値を入力し、磁束目標値を演算する磁束目標値演算手段と、上記磁束目標値を得るための第1の励磁電流指令値を演算する励磁電流指令値演算手段と、上記第1の励磁電流指令値の上限値を設定する励磁電流リミッタ手段と、上記励磁電流リミッタ手段によって制限された第2の励磁電流指令値に応じて誘導モータに生じる磁束を推定する磁束推定手段と、上記トルク指令値から所定の伝達特性に基づいて誘導モータの目標トルクを演算する目標トルク演算手段と、上記目標トルク演算手段で求めた目標トルクに応じた第1のトルク電流指令値を演算するトルク電流演算手段と、上記第1のトルク電流指令値の上限値を設定するトルクリミッタ手段と、上記磁束推定手段による推定磁束と上記トルクリミッタ手段で制限された第2のトルク電流指令値からすべり周波数を演算するすべり周波数演算手段と、上記第2の励磁電流指令値と上記第2のトルク電流指令値と上記すべり周波数とに応じて上記誘導モータを制御するモータ駆動手段と、を備えたことを特徴とする誘導モータ制御装置。
IPC (2件):
H02P 21/00 ,  B60L 9/18

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